■通信路はどこだ
iPadの帰国を待ちつつ,自分が持ち得る通信路を再確認してみます。実はこれまでの積み重なりがあって,ちょっと無駄に確保しすぎているのです。
- ドコモの携帯電話
- 公衆無線LAN
- イー・モバイル
- WiMAX
- ソフトバンクのiPhone
- 職場のネットワーク環境
どうしてこうなっちゃったのかは,私が住んでいた愛知県から東京都暮らしを経て,今は徳島県に流れ住んでいる人生の旅路のせいでもあるのですが,とにかくこれらを整理しましょう。
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■ドコモの携帯電話
契約も13年目に突入。なんだかんだと付き合いの長い通信キャリアです。そして,何度も止めようと考えるたび止められなかった…そんな腐れ縁でもあります。
ドコモにもデータ通信のサービスがあります。バッファロー社から6時間バッテリーのWi-Fiルーターが発売されることも決まり,ドコモの料金もiPadをにらんで下げてきたことが話題にもなっています。
しかし,それは「データ通信」という「通話の出来ない回線」のお話。私のようにもともと携帯電話を所有して「通話が出来る回線」の契約をしている人間には,ドコモのデータ通信サービスは,あくまで別回線の話なのです。
じゃ,すでにドコモの携帯電話持っている人はどうするのか?
データ通信のための回線をもう一回線契約?これ以上契約増やしたくないよ…
実際のところ,現在契約している通話のための回線も,iモードを始めとしたデータ通信をサポートしています。携帯電話をケーブルでパソコンに繋げたり,Bluetoothでモデム代わりにしたり,そうするネット接続も含まれます。
しかし,この場合,パケット通信は従量制が基本,「パケホーダイ」という定額割引サービスを申し込まないと青天井で料金が加算されます。その「パケホーダイ(ダブル)」では,最低料金が390円,利用する通信速度によって5,985円までと13,650円を上限とした料金体系になっています。
6月以降になると13,650円の設定が10,000円強に値下げされるということで,ドコモとしては通常の携帯ユーザーにもデータ通信に自社の回線を使って欲しいと考えているようです。
でもiPadはUSBもないし,Bluetoothモデムも使えないし…iPadと関係ないじゃん
いえ,そうでもないのです。実はドコモの2010年夏モデルには無線LANアクセスポイントになる機種が3つ用意されています。F-06BとN-04BとN-08Bです。
つまりこれらの機種を持てば,ドコモの通信網をWi-Fi経由で利用することが可能です。料金は通信速度を128Kbpsのものに制限すれば,5,985円までの上限となります(ちなみにHighSpeed対応なら下り7.2Mbps対応で13,650円が上限)。ただし,別途プロバイダ契約が必要なので,そのための料金も必要になります。私は,後述する無線LANサービスを利用するため,mopera Uというドコモのプロバイダに入っています。
腐れ縁でドコモユーザであり,たまにWi-Fi環境から離れて3Gで通信する必要があるといった使用スタイルの人にとって,ドコモの携帯電話が臨時にWi-Fiルーターの役目を担ってくれるのも悪くない選択肢です。
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■公衆無線LANサービス
なんだかんだと東京暮らしでは公衆無線LANサービスのお世話になりました。
私が体験したのはこうしたサービスですが,他にもフレッツスポットだとか,FONだとか,いろいろサービスは増えています。同じインフラ使っているのだとは思いますけれど。
いくつかは解約していますが,あえて一つ選ぶとしたらどれがよいのでしょうか。
iPhoneをすでに持っている,あるいはiPadを購入した場合,ソフトバンクから「ソフトバンクWi-Fiスポット(BBワイヤレスポイント)」の利用特典が与えられている可能性があるので,特典期間内はそれを利用すれば料金は考えなくてもいいですね。
あとは,住んでいる地域や動き回る範囲などによります。HOTSPOTは海外渡航機会の多い方には,ローミング提携している企業があって便利かも知れませんが,現地で一日アクセス権買うなどの方が安くあがる可能性もあります。
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■イー・モバイル
Pocket WiFiがヒットして,なんとか好調さを維持したいイー・モバイル。12ヶ月は月額3,980円という新世代Wi-Fiキャンペーンを打ったりしています。
けれどもドコモがデータ通信事業に本格的に乗り出してきて,新たにWi-Fiルーターを持ち出してこようとしていますから,それほどのんきにはしていられません。
おそらく21Mbpsサービスに対応した次世代Pocket WiFiの開発を急いでいるのだとは思いますが,その性能やリリースするタイミング,料金設定次第で,せっかくの通信スピードも上手く訴求できない可能性があります。
速いのに安い!を印象づける大胆な戦略をとらないと先行き不安な感じです。
あえて新たに契約するメリットはないかも知れません。
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■WiMAX
公衆無線LANに取って代わると考えられてきた通信規格がWiMAX。無線LANと比べればエリアが広くとれ,高速通信が可能であり,一時期はWiMAXの機能がほとんどのパソコンに標準搭載されるとも考えられて有望視された規格です。
さすがにすべてのパソコンが標準搭載とはいきませんでしたが,エリア自体はUQコミュニケーションズが地道に全国展開を進めて,いまだいぶ使いやすいサービスになっています。私も徳島県でのサービスが始まってからは利用させてもらっています。ダイワボウ情報システムが代理店として提供しているDIS WiMAXだとアカデミック料金が用意されていますので,同じネットワークをお得に利用できます(最近,方針を変更して申込を9月30日までと終了宣言しました。う〜ん)。
NEC製のWi-Fiルーターがあり,これを使えばiPadでも通信環境を確保できます。エリアの問題と実際の電波の届き具合さえクリアされれば,WiMAXサービスはよい選択肢です。
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■ソフトバンクのiPhone
私はiPhoneですでにソフトバンクと回線契約をしています。もしもiPadの3Gモデルを選択購入すると,ソフトバンクともう一回線契約することになるわけです。
これはもう気持ちの問題なのですが,ひとつの会社とはひとつの契約で済ませておきたい。そう思うのです。
もしiPhoneで使っている回線をiPadでも使えたら,それに越したことはない。機器の中にはSIMカードという電話番号の記録されたICカードがセットされているので,それを取り外して,あっちこっち差し込めたらいいわけです。
けれども,残念ながらiPhoneとiPadのSIMカードはサイズが異なっていて共用できないもの。それに,そもそもiPad 3Gを購入する時点で回線を契約しなければならない。残念ながら回線共有は夢のお話です。
ん?iPhoneだって無線LANできるよな…
そうなんです。そしてiPhone OS 4では無線LANアクセスポイント機能が実現するかも知れないという淡い期待が噂されています。もしも,それが実現すれば,iPhoneとiPadのWi-Fiモデルの組み合わせで通信が出来ます。
けれども,たぶんソフトバンクでは無線LANアクセスポイントはもちろん,iPhoneをパソコンのモデム代わりに使う機能も当分は認めないだろうと考えられています。ソフトバンクがユーザーにiPadの3Gモデルで快適なiPad体験をして欲しいと願っているためです。
間もなく次世代iPhoneもお目見えするかも知れないというところ。ああ,悩ましい日々が続きます。
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というわけで,iPadに絡む通信手段をあれこれ見ました。
iPad Wi-Fiモデルを前提に考えると,公衆無線LAN,WiMAX,ドコモのデータ通信,イー・モバイルあたりが候補であり,それぞれ使用スタイルで選択することになります。
もちろん,ソフトバンクとの契約が問題なければ,iPad 3Gモデルがシンプルに使えるという意味で一番の選択肢でしょう。iPhoneが不満なく使えているのであれば,iPadでも同様だと判断できます。
ところで,どうしてもソフトバンクとの契約は避けたいが,3Gモデルを利用したい場合は?
他所からiPad 3Gモデルを手に入れて,日本通信のb-mobile SIMというプリペイド・データ通信カードを購入して使う方法があるようです。
気になった自分で調べてみたくなるのが「りんラボ」でございます。いずれまたご報告を。