台湾の情報通信事情

 コンピュータといえば、MITが思い出されるほど台湾のハイテク製品は世界にその名を馳せている。メイドインタイワンは台湾コンピュータメーカーが自慢する用語でもある。コンピュータメーカーの製品を始め、台湾ではさまざまなハイテク製品が日常生活の支えとなっている。

 情報通信時代のハードウェア作りで知られる台湾では情報網の整備が重要な課題として重要視されている。その一端はインターネット上の行政ネットワーク整備にも現れている。都市部では目に見える情報通信施設が利用可能な形で提供されている。電話ボックスのような身近な通信設備もいたる所に設置されている。

 インターネット時代ではデジタル通信が重要になる。公衆電話の形を取るにしても多機能通信手段の条件を整えていなければならなくなる。携帯電話の普及も公衆電話の存続を脅かす。情報化、国際化を迎えたハイテク台湾においてもデジタル通信など多機能公衆電話が設置されるにいたっている。


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