2008年12月アーカイブ

 マイコミジャーナルで「iPhoneアプリケーション開発入門」という記事が公開されていました。

iPhoneアプリケーション開発入門
http://journal.mycom.co.jp/special/2008/iphone/index.html

 モバイル端末のアプリケーションを作ることに注目が集まる時代になったというだけでなく,この記事の冒頭に書かれているように,プログラムを世界中の人たちの手元まで届けるルートが開拓され,アイデア次第でたくさんの人たちに届けられる点が魅力的なのだと思います。

 iPhoneにしてもMac OSXにしても,ある程度の学習をして〈型〉を習得すれば,とても気軽にアプリを開発・配布できるようになります。これは,プログラミングを通して世界と交流するというパソコン黎明期やハイパーカード全盛期のワクワク感に似ているような気がします。

 App Storeがもっと進化する必要が出てくるとは思いますが,iPhoneプログラミングは挑戦するに値する夢が広がっているように思います。

 私自身は来年までお預けです。とほほ...。

 銀座のアップルストアでiPhone 3Gの展示販売を行なっています。久しぶりに寄ったついでに,iPhone 3Gをじっくり触ってきました。実はiPod touchユーザーなので,そんなにまじめに触ったことが無かったのです。

 ずっと疑問に思っていたことを確かめてきました。「iPhone 3GはiPod touch的に使用できるか」ということ。

 つまり電話通信の電波を使わず,無線LANだけを使用することは可能なのかが,ずっと疑問だったのです。

 iPhone 3Gには「機内モード」という設定があります。これは国内を飛行機移動するアメリカならではの機能とも思えますが,飛行機の機内で(もちろん電車内でもいいですが)電波発信を切るためのモードです。

 僕はずっと,この機内モードをオンにして使うと,電話回線電波のオフはもちろんのこと,無線LAN電波もオフになると思っていました。事実そういう機能なのですが,僕は機内モードがオンの間は,無線LANをオンにすることはできないと思っていたのです(無線LANだけオンにできたら機内モードの意味がないという素朴な思い込みです)。

 ところが,実際には機内モードをオンにして,一切の電波を切った後,無線LAN(WiFi設定)を操作して無線LANアクセスさせることができるようなのです。というか試したのでできます。

 それを店員さんに確認するため質問したら,相変わらず帰国者か海外留学経験者っぽい特有の雰囲気の対応でこっちが恐縮してしまうのですが,「できますよ」との返事。ついでに「うーん,そうするとiPhoneにする意味あるんですか」と,まあ素直なというか,ストレートなというか,そういう返しをしてくれました。「パケット使用を抑えたいと主体的に選択したい場合です。すいません,貧乏臭い話で」とやっぱりこちらが恐縮してしまう感じになってしまいました。

 それに比べればソフトバンクから派遣されてきている係の人は丁寧で優しく,そういう使い方をできるか聞いたら,「そうですね,そういう使い方をされているユーザー様もいらっしゃいます」とこちらがホッとする返事。

 とにかく,疑問は氷解したので,来年はいよいよiPhoneゲットを真剣に考えたいと思います。カメラ付きのiPod touchが月々4000円弱(2年間)の支払いで手に入るわけです。できれば32Gメモリ版が出て欲しいんだけどね。

 UNIX Magazineの2008年10月号と2009年1月号,2回連続で「Objective-C2.0入門」記事が掲載されています。


 

 やはり柴田さんの手によるXcode本が登場しました。今回は気合い入れてきているような感じ。MacPeopleでの連載の蓄積も発揮されるのではないかと思われます。楽しみです。


 それにしても,再びMacプログラミング本がちらほらリリースされるような時代が来るとは...。ついでに技術評論社さんに「Macintoshデベロッパーズジャーナル」を,アスキーさんには「MacTech Japan」を復刊していただきたいものです。

 HMDTの木下さんの新著が予約開始されていました。いよいよ登場『iPhone SDKプログラミング大全』です。これでますますiPhoneプログラマーが増え,ついでにMacプログラマーも増えるんじゃないかと思います。こんな時代が来るとは...,生きながらえて本当によかったね,Appleさん。

 そして何やら『Xcodeプログラミング大全』という文字が...。むむむ,柴田さんかな。賑やかになってきました。