2011年5月アーカイブ

 本日(5/23)、エクスプレス予約サイトのスマートフォン対応を7月23日からスタートするとJR東海から発表がありました。(→ニュースリリース

 新幹線エクスプレス予約ユーザーにとっては待ちに待った発表です。

 これでスマートフォンからの新幹線予約が使いやすくなります。

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 とはいえ、非公式のエクスプレス予約アプリを開発中の身としては「え?もう?」という気持ちがないわけではありません。多少モチベーションにも影響しますね ^_^; 。

 まあ、予想よりは早かったとはいえ、正式対応はすでに分かっていたことですし、アプリ開発自体は続ける予定です。

 問題は、スマートフォン対応によるシステム変更がどの程度なのかということ。

 PC向けのサイトまでがらりと変わられると、せっかく開発しても一気に使えなくなってしまいますので、それだけが心配です。

 発表によるとiPadなどタブレットへの対応は今回行なわないそうなので、将来的には開発中のアプリをiPad対応させるなどして、ネイティブアプリとしての威力を発揮させていきたいなと考えています。

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 発表資料を見て笑ってしまったのは、公開予定の公式スマートフォン対応画面と私が開発中のアプリのボタン配置の配置に似ているところがあったこと。

 スマートフォンの小さな画面に情報とボタンをどのように配置するのか考えるのは大変なんですが、その苦労を共有しているのかと思うと自然と笑ってしまいました。

 いずれにしても7月23日を前に、既存のアプリもスマートフォン用の画面に対応するように変更を加えてくるでしょう。いろいろ楽しみな夏です。

 GWに入りましたが、夜な夜なプログラミングをして過ごしています。開発準備中の新幹線予約アプリもまずは形らしきものから取り組んでいます。まだまだ先は長そうです。



 これは座番リクエストの画面をデザインしてみているところです。雰囲気は出ているかなと思います。問題は中身ですけれど...。

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 EX予約は、会員になってアクセスすると様々なメニューが用意されています。EX予約サイトのガイドを見てみると「新幹線を予約する」方法が説明されおり、メインメニューに様々な項目が用意されているのが確認できます。


 すべてのメニューをサポートするとなると開発時間がかかります。そこで、よく使われるサービスに特化してサポートすることになります。

 「新規予約・購入」の「ご希望時間の列車を検索して予約」と「ご予約内容の確認・変更等」の「予約照会/変更/取消」が必要になりそうです。

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 アプリ構想段階では、「新規予約」だけ出来ればいいかと考えていました。

 しかも、時間を検索して、大人1人、窓側通路側の希望だけ指定して、あとは自動的に設定された座席を購入できればいいかなと思い描いていたのです(上のリンク先の使い方です)。

 ところが、いざニーズ調査のためにあちこちのブログやコメント、ツイートを参照していくうちに、見込みユーザーの利用方法が想定と違っていることに気がつきます。


 一つは、「予約変更」にEX予約の大きな価値を見出しているということでした。ビジネスでは、仕事の進捗次第で予約を変更しなければならない場面が多いわけですが、そういうときにEX予約を利用したいというニーズです。

 もう一つは、「座番リクエスト」に対するニーズもちらほら見えるということです。EX予約には「指定なし」「窓・通路側指定」「座番リクエスト」という3タイプの座席指定方法がありますが、たとえば「号車の一番前がいい」という希望は座番を直接指定できなければならず「座番リクエスト」画面のサポートが必須になります。

 この2つをサポートすることがかなり重要であることが分かってきたのです。

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 ただ、こうしたニーズに応えるということは、それだけEX予約サイト画面の進行が複雑になるということで、開発作業は増します。動作の失敗確率も増すわけで、なかなか悩ましい話です。

 とはいえ、ニーズに応えてこそのチャレンジでもあります。多少、端折るところは出てくるかも知れませんが、座番による新規予約と変更くらいは出来るようにしたいなと考えています。夏までにできるのかな...。