開発: 2011年6月アーカイブ

 辛辣なレビューに凹みながらも、問題発生原因を突き止めるべく、あれこれ調べたり試したリを続けていた。

 自分が試す限りにおいて、ほとんど問題が発生しない。ところが、全く同じ機種とOSバージョンにも関わらず、タップするだけで「落ちる」という報告もある。

 どうもエクスプレス予約の利用実態や設定が異なっていることが起因しているのではないかと疑って、あれこれツイートして情報を寄せてもらっていた。

 Expressカード会員とJ-WEST会員の違いはクリア。これは自分自身で両方試した。個人会員と法人会員の違いだろうかと考えたが、これも報告をいただいてクリア。出張番号の件を除けば、両者の手続きは同じと考えてよさそうだ。

 となると、特定のタイミングでのアプリ利用か、特定の列車を選択することが原因なのだろうか。しかし、これに関してはレビューだけではわからなかった。

 やがて、使用機種とOSバージョン、選択した駅区間と列車名を書いてくださるレビューが投稿された。それを見ると、本当にふつ〜に落ちるらしい...。

 ?????

 もはやアプリ側で想定している以外の挙動をエクスプレス予約サイトがしているとしか原因が考えられない。

 エクスプレス予約は、あらかじめよく使う列車名や予約条件を登録できる機能がある。人によって違うとすれば、ここの設定だろう。そこで、設定条件を変えて使用してみた。

 すると見事に「落ちた」^_^;

 なるほど、ここが原因だったようだ。

 アプリ側としては、どんな設定されていようがその時々に表示される情報を処理するように作ってあったはずだが、よくよく調べてみると座席位置を「指定なし」とした場合にサイト側のHTMLが設計と違う挙動で送られてくることがわかった。

 ははは... 泣いちゃうわ。

 過信は禁物だなと反省。レビューアの皆さんには大変申し訳ない結果となった。

 こればっかりは実際に広範に使ってもらわないとわからない。

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 とにかく、原因がわかれば対処することができる。さっそく作業をして、その他の微調整と合わせてver1.01とした。

 まだ未対応の部分は山ほどあるが、少しずつ追加できればと思う。

 開発を続けていた新幹線予約アプリ(開発名ExRsv)が、最初の完成形を見せたので、App Storeに申請することにしました。

 完成を急いだのは、エクスプレス予約サイトのスマートフォン正式対応アナウンスもありましたが、それより私自身の本業との関係でプログラミング作業を中断しなければならないタイミングが迫ってきたため、そうなると完成が劇的に遅れてしまう危惧があったからです。間を空けると忘れちゃうでしょ... ^_^;

 当然のことながら完璧の域には至っていませんが、なるべく早く届けることも大事かなと思いましたので、ver1.0をお届けします。

 開発名「ExRsv」あらため、「EX489」が間もなく登場予定です。

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 このブログでは、EX予約サイトについてご紹介しながら、開発着手の様子をお知らせしてきていました。既存の新幹線予約アプリについてもレビューをしていました。

 その後、一つのアプリが公開を停止したり、EX予約のサイトリニューアルの影響でほとんどのアプリが修正を余儀なくされたり、そしてJRがEX予約のスマートフォンの正式対応を発表したり、いろいろ展開もありました。

 実は、レビューしていたときには気がつきませんでしたが、取り上げた「Rapidy新幹線予約」というアプリは、旅行カテゴリーの有料アプリ第一位をキープしているアプリだということを後から知って、ちょっと驚いたりもしてました。

 新幹線予約アプリに一定程度の手堅いニーズが有ることを改めて知ったりしたわけですが、果たしてEX489がどれほど期待に応えられるのか。開発中は出来上がるかどうかで心落ち着きがなかったですが、いまは審査を経て皆さんにいつ届けられるのか心配で落ち着かないといった感じです。

 とにかく、con3 Officeのアプリとして6月中に届くことを願っています。