情報教育の流れ-2

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 情報教育に関する動向の歴史を,学習指導要領の変遷に重ねて眺めてみる作業の続きをしてみたい。とりあえず情報教育にかかわるトピックスを資料などもとに書き出してみよう。

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S25 全国放送教育研究会連盟 設立

▽S33-35 学習指導要領改訂

S45 情報処理振興事業協会(旧IPA)設立

▽S43-45 学習指導要領改訂 〜高等学校の情報技術科(工業),情報処理科(商業)

S46 日本教育工学協会(JAET)設立

▽S52-53 学習指導要領改訂

S57 日本教育工学振興会(JAPET)設立
S59 日本教育工学会(JSET)設立

▼S59-62 臨時教育審議会 〜「情報活用能力」

S60 情報化社会に対応する初等中等教育の在り方に関する調査研究協力者会議
S60 〈コンピュータ教育元年〉
S61 コンピュータ教育開発センター(CEC)設立
S61 『コンピュータと教育』
S61 『未来の教室〜CAI教育の挑戦』
S63 学習ソフトウェア情報研究センター 設立

▽H1 学習指導要領改訂〜選択領域「情報基礎」

H2 「情報教育に関する手引き」
    →「情報活用能力」の4つの観点提示
H5 『教室にやってきた未来』
H6 情報化教育促進議員連盟設立
H7 「100校プロジェクト」(通産省)
H8 「こねっとプラン」(NTT)
H8 コンピュータ利用教育協議会(CIEC)設立
H8 『コンピュータのある教室』
H8 中央教育審議会第一次答申「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」
H8 情報化の進展に対応した初等中等教育における情報教育の進展等に関する調査研究協力者会議
    →「情報活用能力」の観点が3つに見直される
H9 『新・コンピュータと教育』
H9 『不思議缶ネットワークの子どもたち』
H10 教育分野におけるインターネットの活用促進に関する懇談会

▽H10 学習指導要領改訂

H11 『マルチメディアと教育』
H11 衛星通信を活用した教育情報配信ネットワークの在り方に関する調査研究協力者会議
H12 教育情報ナショナルセンター機能の整備に関する研究開発委員会
H13 「e-Japan重点計画」
H14 『教育工学への招待』
H14 初等中等教育におけるITの活用の推進に関する検討会議
H14 「情報教育の実践と学校の情報化」(新「情報教育に関する手引」)
H14 「e-Japan2002プログラム」
H15 教育における地上デジタルテレビ放送の活用に関する検討会
H15 ICT 教育推進プログラム協議会 設立
H15 『デジタル社会のリテラシー』

▽H15 学習指導要領改正

H16 『実践的情報教育カイゼン提案』
H16 『メディアとのつきあい方学習』
H16 情報処理推進機構(IPA)改組設立
H16 教育情報化推進協議会 設立
H16  初等中等教育における教育の情報化に関する検討会
H17 デジタル放送教育活用促進協議会 設立
H17 e-Japan目標達成年 〜目標達成ならず
H17 ポスト2005における文部科学省のIT戦略のあり方に関する調査研究会
H18 「IT新改革戦略」「重点計画-2006」
    →教員1人1台のコンピュータ整備を目標として掲げる
H18 教員のICT活用指導力の基準の具体化・明確化に関する検討会
H18-19 学校教育情報化推進総合プラン
H19 ICTメディアリテラシー育成プログラム(総務省)
H19 教員のICT活用指導力の基準(チェックリスト)
H19 学校のICT化のサポート体制の在り方に関する検討会
H20 『わかる・できる授業のための教室のICT環境』

▽H20 学習指導要領改訂

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 まだ十分な年表ではないが,おおよそこんな感じである。年号変換を勘違いしているものがあるかもしれないが,だいたいこんな順序で出来事や出版物が登場した。

 これと先の年表と掛け合わせて考えると,情報教育の流れを考える材料にはなりそうである。

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