集中講義・カリキュラム論

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 8月は集中講義を担当している。今年も4日間,朝から夕方まで,カリキュラムにまつわるお話と作業。演歌のように変わらない節を唱え,一方で新しい動向についても小節をきかせてみる。

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 今回はいつも以上にあっという間だった。学生達にとってもそうだったようで,それだけ充実していたのか,それともスカスカだったのか,自己判断は付け難い。でも学生達にとっては,盛りだくさんだったようだ。

 今年の受講生達もよい子達で,気づきの足り無さはあっても,上手に手助けすれば理解力を発揮してくれる。文献引用部分の小難しい表現には,ますます抵抗感が強くなっているようにも思えるが,これも慣れの問題だ。解説を加えれば,むしろ興味深く読んでくれる。

 有り難いことに,質問もよくしてくれた。年々,年齢が離れ続けていくと,学生は質問しにくくなるのかなと心配してしまうのだが,作業課題で分からないことがあると呼んでくれたので,ホッとした。こういう対話の場面は,すべての学生に対応できないものの,とても大切だと思う。

 毎日コメントを書いてもらうのだが,最近は長く書くことに慣れていないせいか,文章量は少なくなっている。返ってくる感想が短いと,あまり受けなかったのかなと思うときがあるが,どうも全体傾向としてそうであるようだ。まあ,携帯世代だし。

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 というわけで,今年も熱い4日間が終わった。また来年もご縁が続けばよいなと思う。

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