学びの系譜

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 国立公文書館は,国の重要な文書を保管する機関だ。主に歴史的に貴重な史料が豊富だが,それだけでなく非現用行政文書の保管も行なう。もっとも日本の文書管理は世界的に見て後進的で,昨今ようやく法整備など取り組まれ始めたところ。「アーカイブ」と呼ばれる領域がしっかりと確立してないと,国家としては一人前とは言えない。日本は〈よく知られたことだけれど〉長らくそういう半人前状態が続いていたということである。


 さて,小難しい前置きは別として,国立公文書館は,春と秋に特別展を行なう。

 今年の秋の特別展は,「学びの系譜」という展示。「江戸から明治・大正・昭和にかけての学校に関する公文書や文献を展示し、わが国の学校の歴史について考えます。」という趣旨の興味深い展示である。

 教育に関心があって,国立公文書館まで足が伸ばせる皆さんは,ぜひお出かけいただきたい。10月4日から23日まで。気がつくとあっと言う間に終わっているので,思い立ったら是非。入場無料のはずである。

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