以前,ICTEという情報教育関係の研究会で東京大学にやってきたM先生に,シンポジウムの場で,ちょっと意地悪な質問をしたことがある。
意地悪といっても「先生(とその他の方々)のお話は,哲学を持て,といっているように聞こえるのですが…」という感想と質問だった。M先生からは「私は哲学なんてものは持たない」という哲学が返ってきたのには苦笑いするしかなかったが,とにかくちょっと意地悪をしたことがあった。なんとなく後ろめたい気持ちだったのである。
今日,久し振りにM先生を発表の会場で見た。「これ後ろ通りにくいんだよな,まったく」とか言って建物の柱を叩いていた。お元気そうなので一安心する。
その後,発表後の質疑で,M先生と某先生が,ちょっと険悪なやりとりを始められてしまった。え〜〜っ,真摯な論争ならともかく,すれ違いはまずいなぁ…。
お口チャックの誓いもあって,どうしようかと悩んだが,実は誰も発言がない場面で仕方なく質問して,誓いはすでに破っちゃっていたので(ははは,ごめんなさい),手を挙げて質問を引き取ることにした(某先生,ごめんなさい)。あとはいつもの調子である。
というわけで,少しだけ罪滅ぼしというか,恩返しをした。M先生,これで意地悪の件はチャラですからね。
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