「学びの系譜」展は木曜日まで

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 今日は,午前中に現場の先生方に研究協力をいただき,午後は国立公文書館に出掛けて,特別展「学びの系譜」を見た。ちなみに展示は木曜日の23日まで。入場は無料だし,それほど時間もかからないので,ふらっと寄っていただきたい。

 実際,特別展とはいえ,国立公文書館の1階展示回廊をグルッとコの字で囲む規模である。じっくり見るのでなければ1時間もいらない。しかし,1時間くらいじっくり味わうのも面白い。

 江戸から現代までの教育関係文書が展示されている。量的にそれほど多くはないが「学制」や「教育令」や「教育勅語」といったもの,もちろんかつての「教育基本法」もある。


 大学関係者にとって興味深いのは,大学設置認可申請書類の綴りの背表紙写真がズラッと壁に展示されていることである。だからどうだと言われると,まあ,確かにそれだけなのだが,自分が通った大学や大学院,自分がもと居た職場のものや,非常勤講師でお世話になった大学,そしていま居る大学,学会などで訪れたりした大学のものなど,探して見つけてほくそ笑んでしまった。館長さんがとある会場で「皆さんの大学のもあると思います」って言っていたのはこれだったのか。

 大学の授業で,日本の教育の歴史を紹介する機会があったりするのだが,それを史料をみながらなぞれる感じになっていて,自分自身も大変有効な復習になったりしたし,知らなかった細かい情報を得られたりしてよかった。

 東京の国立公文書館に足を運べる皆様は,是非,木曜日までにご覧になってはいかがだろうか。

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