インテル会長引退発表

user-pic
0

 ニュースによると、インテル社会長のクレイグ・バレット氏が5月の株主総会で引退することを発表したという。ちょっと心配なニュースである。

 なぜ心配なのかというと、バレット氏は教育支援などの社会貢献活動に力を入れていた人物で、日本も含めて世界中の先生たちがその恩恵を受けてきたのである。重要な推進者であるバレット氏が引退となったとすると、今後のインテル社の社会貢献活動に影響がないとは言い切れない。なにしろこのご時世である。何があっても不思議ではない。

 ただ、世の中の景気がどうあろうと、情報技術を活用していかなければならない流れは変わらないわけで、インテル社の社会貢献活動が無くなってしまうということもないだろう。
 けれども、選択と集中が必要とされる中で、インテル社の活動を有効に活用してこなかった日本のような国への支援は削られていくかも知れないのだ。

 確かに日本は、独自の研修制度が発達しており、こうした外部リソースをあまり必要としていないのかも知れない。そういう現実もあるのだろう。
 しかし一方、世界の先生たちの輪の中に入っていく機会を持つことも、今後はより大切になっていく。そうした機会が企業の社会貢献活動によって得られるというチャンスは、もっと有効活用すべきだと思う。

 もしあなたがそういう事に少し関心があるなら、ちょうど1月31日に東京学芸大学で教育フォーラムが予定されているはずである。参加してみてはいかがだろうか。

==
教育フォーラム2009
http://www.u-gakugei.net/topics_pop.php?id=489

1月31日(土)13時より
東京学芸大学にて開催
==

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://con3.com/mt/cgi-bin/mt-tb.cgi/437

コメントする