職場: 2008年10月アーカイブ

【講義後記】20081020

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 今日は非常勤講師先での後期初授業。授業のガイダンスとさわりをお話ししてきました。いやぁ〜,行ってしゃべって帰ってくると,さすがに疲れるねぇ。これ毎週ですかぁ,体力と健康維持が大事になりそうだ。

 講義は「初等教育の内容と方法」と「教材論」。学生さんから履修する意思表示としてもらう履修申告用紙を数えたら,前者が101名で,後者が24名。まだ履修登録期間中だから,場合によっては若干増えるかも知れないが,大体こんな規模である。

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 今回は,ほとんど事務手続き的なお話しと,少しばかり教育内容と方法に絡んだ話題や過去を振り返ったり,教材論ではこの授業でどんなことをしてみたいのかを語ったりして,受講生の皆さんの関心度を尋ねてみる感じになった。いつものようにコメント用紙を準備して,ざっくばらんに書いてもらう。いろんな所属といろんな関心が混ざり合っていることがわかった。

 みんなそれぞれ元気だし,親切だし,叩けば響きそうなポテンシャルを垣間見たように思う。今日は様子見で,ぷにっと押してみただけなので手応えわからず仕舞いだが,こちらがエネルギーを投入したらしっかり返してくれそうな感じはわかる。これは気が抜けない。

 いずれ誰かが検索でもして,このブログも発見されるだろうと思っていたら,最初から「ブログ読んだので受講しました」という受講動機を書いてくれた人がいて驚いた。とにかく有り難いことです。感謝感謝。このブログも,もう少しシャキッとしないとね。でも,どこよりも遠回りしているのは相変わらずなんだけど。

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 授業が終わってから,大学に関する情報集めをした。大学全般の事柄を知ろうが知るまいが授業の本質とは関係ないのも確かだが,もともとカリキュラム研究出身なのだから,全体も把握して部分も把握するということを押さえないと気が済まないのである。気が済むまでやってみるのがモットーなので,事務に行って,学生の履修手引きちょうだいだの,大学案内ちょうだいだの,それは広報課に行ってくださいだの,それじゃ広報課はどこにあるの?だの,それは本部にありますだの,やりとりして,キャンパス内を歩き回った。

 途中,生協の書籍部に寄って,書棚チェック。なかなか,押さえるべき基本文献はちゃんと並んでいることに好感を抱く。こういう環境なら悪くない。図書館も立派みたいだから,今度またゆっくり覗こう。

 たくさんの戦利品を持って,帰路につく。さすがに非常勤講師でこんなことする人はいないみたいなので,最後は呆れられていたようにも思うが,まあ,やっぱり学生が,どんな学風の,どういう学習環境で,どういうカリキュラムの全体性の中で自分の授業を受講しているのかを知るためには,これくらい調べないとねぇ…,子どもの実態把握を説くような人間としては。

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 こうやって多人数の大学の講義を受け持って,新鮮なのは,必ず新しい名字に出会うことである。下の名前ももちろん個性豊かなのだが,名字に関してもまだ初めて聞く名が出てくる。いやぁ,まだまだ日本も世界も未知なるものがあるんだなぁと思う。

 とにかく不慣れながらも初回はなんとか終了。次回以降でグッと中身に入り込まないと…,1回分もったいないしね。さあ,毎週月曜日頑張っていきましょ。