職場: 2009年4月アーカイブ

第2週を終えて

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 新学期の慌ただしい日々を含んだ第2週も終わり,明日から平常授業が続く4月第3週が始まる。研究室環境はほぼ完成し,贅沢を言うなら冷蔵庫とか電子レンジがあるといいなぁという感じである。

 前職の時から引き連れている蔵書と部材があったから,もともと一通りのものは揃っていたし,足りないものは職場の近所(?)にある文具店やホームセンターで調達できた。研究室を見ると,まるで数年前からここに居たんじゃないかと思うくらいにモノがたくさんある。というか,この部屋に馴染んでいる。

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 研究室の環境を整備し終えたら,ぼちぼち仕事に取り掛からねば。環境作りで体力も使って,少しくたびれているものの,授業の準備もしなければならないし,研究成果の発表準備もしないと…。

 でも,正直なところ,学生達を見てみないことには,どの程度のレベルで授業を進めるべきかわからない。学生達同士は,総合大学ゆえか,かなり温度差がある。大学における最大の関心事が「学習意欲をどう喚起するのか」というところにあるのだから,東京で調子こいて講義していたのとはまた違う次元の努力が必要だ。


 う〜む,そんな調子じゃ,また研究とご無沙汰になっちゃうんじゃないかという不安は募れど,焦っても結果は出ないし,とりあえずは,自分のモチベーションを維持するために「教育らくがき」を再開することにした。

 隠居して沈んじゃわないためにも,まずはこの場所で孤軍奮闘,七転八倒しないと…。

終電がない

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 久しぶりに大学のすぐ傍に住むようになって、好きなだけ大学に残れるようになった。東京大学在学中はどうしても終電に乗らないと帰れなかったが、いまは終電が無いので気にせず居残り。今日も夜中の1時半まで。明日は1時間目から授業だというのにね…。

 家に帰っても誰もいないし、何もないので、大学の研究室に居残るのが大好きである。願わくは邪魔されずに研究室でのんびりと本を読んだりしていたいのであるが、世の中そういうわけにもいかないので、まあ、授業やら仕事やらをこなしつつ過ごしたりする。大学院の時は、他の院生もいたりして一人の時間を確保するのも難しかったが、それに比べれば新しい職場の環境は有り難い限りだ。

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 ここ数日、宙ぶらりんを楽しんでいたが、さすがにそのままというわけにはいかないようで、細かい所属と学生指導の仕事をいただいた。生活科学科食物専攻にぶら下がり、10人ほどの学生の面倒を見ることになった。

 栄養学は素人同然の私に、栄養士を目指す学生達をサポートできるのかどうか怪しいが、まあ、学生生活上の困ったことや相談事があれば話を聞くという役目なので、何とかなるかなと思う。

 男子学生が一人居る以外は全員女子学生。嫌だ嫌だと念じても、どうもそういう運命にあるようで、また気を使う日々の始まりである。どこまでも女性陣にご奉公の人生らしい。神様、太陽を見すぎました、来生は誰か一人の女性にご奉公するぐらいの運命にしてください。^_^;

 というわけで、こんな調子で突然仕事が降ってくるらしいので、とにかくうまくこなせるように頑張りたいと思う。

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 あちこちに住所変更や勤務先変更を届け出る作業も進めている。銀行やカード会社、学会や定期刊行物、いままで名刺や年賀状をいただいた皆さんにもご挨拶をしないと…。住所録が未整理なので、改めて作成し直す必要があるなぁ。こういう作業はなかなか大変である。

 さてと、明日も頑張りますか。

研究室はOK

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 4月1日から新しい職場に着任し,右も左も分からないまま担当授業が始まり,週末を挟んで,今日は入学式。徳島にやってきて一週間経ったが,まだ腰を落ち着けて仕事を始めるには至っていない。

20090406lab220090406lab それでも,職場の研究室の環境準備も進み,いくらかの段ボールを除けば,人を受け入れる環境にはなったと思う。ご覧のように両側が本棚で,目茶苦茶な方針でかき集められた蔵書が並ぶ。教育学系の文献は実家に残してあるので,年内には一緒にしようと思っている。一番奥に私自身のデスクがある。私のデスクから見ると,入り口とテーブルはこんな感じ。私とテーブルにはある程度距離を持たせたので,基本的にテーブルは誰が利用しても良い感じにしてある。


 仕事場の整備はOKとして,一方の自宅は未整理。とりあえず隣り近所から丸見えだったので足りなかったカーテンを買い込んで,なんとかプライバシーは確保した。

 不動産屋さんによると,物件にもよるが,徳島の賃貸物件に電灯やガスコンロの無いものあるという。実際,私が借りた部屋も電灯とコンロがない。なので,真夜中に帰ると,お風呂とトイレの明かりと,持ち込んだデスクライトの明かりしかない。もちろんガスコンロがないので,まだ自炊もできない。

 いっそのこと,部屋の明かりは全部間接照明にでもしてやろうかなと思う。ガスコンロは,さすがに無いと自炊ができないが,置く場所一つの安いコンロ買って,立派なオーブンレンジを買ったほうがいいのかな。


 まあ,まだ徳島生活始まったばかり。環境は少しずつ良くしていくとして,ぼちぼち仕事に取り掛かろう。

やられた

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 新2年生以上は4月2日から授業開始なので,私も着任早々に授業を始めた。その勢いで月曜日の1時間目の授業からあるもんだと思って,真夜中までどうしようか困っていたら,ついさっき月曜日が入学式だと気がついた。

 ん?入学式ってことは,休講なのか?

 ああ,新任者説明会で途中抜けしたから,肝心のスケジュール説明を聞いてなかった。どこを調べりゃいいんだ。学内のポータルサイトをあちこち探し回るが,教員向け情報がたくさんありすぎて見つからない。

 学生向け情報の2月掲示分から,ようやく目的の情報が得られた。

 4月6日と7日は休講…。


 あ,そうですか…,ホッとするやら,悲しいやら…。

さっそく授業

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 昨日,辞令と研究室をいただいたばかりだが,さっそく2年生以上の学生たち向けの授業が始まる。幸い,2時間目に1コマだけだったが,新任者ガイダンスを抜け出したり遅刻したりとお恥ずかしい行動になる。僕のせいじゃないのに…。

 教育方法・技術論の授業は,「教育課程及び指導法に関する科目」に属する教職科目で,免許法上は「教育の方法及び技術(情報機器及び教材活用を含む。)」と表記されているものである。この授業を担当するために,一応,私の名前が文部科学省に届け出されたわけである。

 受講してくれたのは,心理や看護や栄養など様々な学部学科の学生たち。ストレートな教職というよりは養護教諭や栄養教諭といった資格を目指している。

 そう考えると,これは今までとは多少内容を変えなければならないかなと考えている。今までは教室という舞台で勝負をする教師を育成することを主に考えていたわけだが,今度は保健室や給食室,あるいは職員室といったところをメインの舞台とする教育職の在り方を考えていかなくてはならない。

 なかなか興味深いテーマである。これについては私自身も,知識や見聞きした経験を整理し直す必要が出てくるだろう。40数名の受講生たちと一緒に授業をつくっていければと思う。いや,ゼロからのスタートでごめんなさい。何しろ荷物が届いてないから,本当に手ぶらなのさ。

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 あ,ところで新年度になって,新しいこのブログにお越しになった皆様こんにちは。

 昨今は,名前を見たらまず検索,なんて時代になったから,私を間近に見ている人たちもいるのだとは思う。学生の皆さんも混じっていることだろう。とりあえず,いらっしゃいませ。

 さて,このブログは私のこだわり分野である教育と情報を中心として,ざっくばらんに駄文を公開し続けている場所である。途中のブランクは細々あれど,スタートして10年以上経つので,ネット世界では比較的長寿サイトということになる。

 基本的には私の日常や思考から生まれた話題を書いているのであるが,事実もあれば妄想もある,ただの思考実験もある。とにかく雑多で長文傾向の強い駄文ブログなので,ちょっと楽しみ程度に読むくらいがちょうどよいと思う。もちろん,読まなくてもいいと思う。


 そもそもは,教育を考えるきっかけや刺激をつくろうというのが出発点なので,書いてあることは絶対ではないし,完成されてもいない。それゆえにここの文章のことを「駄文」と称している。


 駄文を書くために,あえて批判的に書くし,自分の考えを先へ進めたりする。なので,書いてあることと普段考えていることがずれることはあるので,私と直接やりとりする機会のある皆さんは,ずれに注意しながら,こっそり楽しむというのが暗黙の約束なので,よろしくお願いしたい。


 というわけで,いろいろ至らないところはたくさんあるが,今後も続く予定。そして近いうちに,タイトルをあれに戻しちゃいますかね,いよいよ。


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 Y先生から余っている自転車を安く譲っていただくことが出来た。おお,これで移動範囲が格段に広くなる。素晴らしい。Y先生ありがとうございます!


 明日は引越し業者さんが預かってくれている荷物を持ってきてくれる。わがままを言って,本の段ボールを職場に持ってきてもらうことにした。そして,夏になったら実家の方にある残りの蔵書たちを呼び寄せよう(あ,自分で箱詰めしますけどね…)。徳島の地で,ようやく自分の蔵書が1カ所にまとまる。いやぁ,楽しみだわぁ。


 でも,宙ぶらりん教員なので,いまのところゼミ生とか持てないんだよねぇ。せっかく,未来のゼミ生のためにこつこつ買い集めてきた蔵書も,まだ活用されないのね。「りんゼミ」復活は,まだ遠い先になりそうだ。

新年度のご挨拶

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 4月になり,新しい年度がスタートした。私は徳島県にある徳島文理大学というところで,再び大学教員として働かせていただくことになり,また気持ちも新たに教育・研究生活を始めることとなった。

 正式には,徳島文理大学短期大学部の准教授として一般総合科目を担当する。主に情報関係の授業だが,二足のわらじを履いているということで,教育学や教職課程の授業も担当に含まれている。どんな教員生活が始まるのか,いまの段階ではまだ想像もつかないが,とにかく,授業に力を入れることが期待されているようだ。

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 辞令式のあとに記念撮影が終わると,たくさんいた新任者や参列者はちりぢりばらばらに分かれていった。取り残された私は,とりあえず学務係へ出向いて明日からの授業について聞いてみる。なにしろ新任者のガイダンスと最初の授業が重なっているのだ。

 学務に聞くと「授業を優先」して欲しいらしい。まあ,当然といえば当然。それは分かったので,今度はこの大学での居場所について,研究室はもらえるのか聞いてみた。それならば施設係が窓口だという。

 施設係に行くと,私の研究室の割り当てを教えてくれた。なんか自分についてハッキリした情報や割り当てが返ってきたのは初めてだったので,ちょっとホッとした。メディアセンターという建物に研究室をいただけるという。新しくてきれいな建物なので,それはとても嬉しい。

20090401lab というわけで,私の新しい仕事場とようやくご対面。これからこの場所で授業の準備や研究などをしていくことになる。まだ荷物もないせいか,なかなかの広さ。嬉しいのは棚が備え付けてあること。これなら蔵書を持ち込むことができる。引っ越し業者さんに相談してみることにしよう。

 このあと,着任前からいろいろご配慮くださっていたY先生が,必要な事柄について詳しく説明してくださったり,授業する予定の教室を一緒に回って見せてくださったり,しばらく足りない機材を貸してくださったりと,あれこれ面倒を見てくださった。本当に心強い。感謝感謝。

 それから,短期大学部の事務の方が一人いらっしゃるというので,会いに行く。その方に,全体の中での自分の位置づけがどういうものなのかを教えてもらった。ぼんやりとしたイメージは分かってきた。なるほど,結構宙ぶらりんなのね。

 そして,購買へ行って,学生たちが使うテキストを眺めて,自分が担当する学部学科の学生たちがそれぞれ勉強する専門分野の概論書を買うことにした。私が担当するのは情報教育だけど,それぞれの分野にフィットさせるためにも,別の分野の知識も吸収しないといけない。今回買ったのは『給食経営管理論』『やさしい栄養学』『医療秘書』である。いやはや,まったく世の中には知らない世界がまだまだたくさんあると思う。

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 とにかく,徳島での大学教員生活が始まった。まだまだ環境整備が十分でないが,はやく落ち着いて,あれこれ取り組み始めたいと思う。とりあえず,お昼食べないで夜になっちゃったので,お腹減った。