雑記: 2008年8月アーカイブ

今日この頃

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 学校教育の世界では「夏期休業」という時期。子ども達は残りわずかの夏休みを過ごしているだろうし,先生方は研修や校務などで普段とは違った慌ただしさの中で過ごしているだろう。もっとも早いところでは始業式が済んで,学校が始まっているところもある。

 当ブログの更新人である私はといえば,大学院の修士課程に2年生として所属し,修士論文を書くための作業のまっただ中にいる。先日,中間発表を終えて,審査の先生達にすっかり首をかしげられてしまったが,とあるテーマで実験をすることになったので,そのための準備をしているというところだ。これから年末にかけては,実験・分析また実験・分析,そして執筆に執筆という日々を過ごす予定。

 本来ならば,あれこれ書いて思索を重ねたかったのだが,読んでいる方々の中に実験協力いただく人たちもいるやも知れず,ある種の先入観をもたれても困るかなと,いらぬ心配もあって書きづらかったというのが,ここのところの更新停滞事情である。


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 この頃,私個人の人生最大の問題は「止めどない遠慮」にあることをますます強く思うようになった。この止めどない遠慮が引き起こす「負の遠慮スパイラル」なるものが,くるくるくるくる自分の中で回っているのを,当の自分で感じる。

 今年の春,研究室内のブログにこんなことを書いていた。

 「少しずれたところに立っているから遠慮がちになる。遠慮が裏返って,卑屈になる。卑屈がすぎて,自分勝手になる。自分勝手が高じて,独善的になる。独善はやがて傲慢になり…。干支四周目。そこに否応なく襲ってくる不安のサイクル。」

 独善も傲慢も幾度となく繰り返していることは,このブログと長くお付き合いの皆さんには先刻承知のこととは思うのだけど,自分でもそのことが嫌になって,それでまた遠慮の振り出しに戻ってしまうという,よくできたサイクルあるいはスパイラルなのである(褒めてどうするのかよくわからないが…)。


 だから,この「止めどない遠慮」を,どうすれば「程良い程度の遠慮」にして負のスパイラルに陥らず済ませるか。それが解明できたら,私も少しは人並みになれるんじゃないかと,甘い期待をしていたりするのである。もっとも死ぬまで直らないのかも知れないが…。

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 この頃,物思いにふけることがさらに増えたのかも知れない。その度,「ボケッとするな」と突っ込む自分が出てくる。そうやって,日々は過ぎていく。