20181013_Sat

大学祭2日目。

ちょっと体調がすぐれないが,心配だったので大学祭の様子を覗きに。初日は約束があっての来場者が多かったが,残りは休日に大学祭へやって来てくれた家族連れがメインとなる。

新しくやってきた撮影機材を試してから,早めに帰宅。

20181012_Fri

大学祭初日。

いつも通り出勤して,こどもひろばの様子を覗きに行く。

金曜日の平日ということもあり,近隣の幼稚園から園児たちが遊びに来てくれる予定が入っている。1年生スタッフが入れ替わり手伝うようにアレンジされているが,たくさんの園児を相手となると会場は慌ただしくなる。

どのブースも賑やかで,子供たちは存分に楽しんでくれている様子。私もたまに覗きに行って,写真記録をしながら過ごした。

20181011_Thu

木曜日なのに月曜授業。

祝日のルールが変わってから,大学にとっての月曜日は実に面倒な存在になった。何かの祝日は月曜日に寄せられて,他の曜日に比して授業回数進度や確保が難しくなったからだ。今回の体育の日もそれだ。そのため木曜と入れ替えられた。

それと合わせてローカルな事情が重なったものだから,後期の月曜日授業は本日ようやく始まったところ。授業オリエンテーションとおおよその内容から。

翌日から大学祭のため午後休講。

学科の学生たちが「こどもひろば」を準備しているので様子を見に行った。案の定,そのまま会場設営の手伝い。教員が手を出すのもどうかと思うが,男手が足りない事情もある。

一日だけの限定開催だが,プログラミングたいけん活動の学生たちが担当するブースも準備が進んでいた。そちらは4年生が中心ということもあって,手を貸さずとも動いていた。

20181010_Wed

水曜日なんだけど金曜授業。

専門ゼミナールで『ライフロング・キンダーガーテン』の第1章を読み始め。

諸般の事情で本が到着したのが本日だったので,ゼミ生達はまだ中身を読めていない。最初ということもあり,私が担当して概説をした。概要をつかんでもらおうと,レジュメを作成して一気に説明をしてしまったが,もっとゆっくり味わうように進んでもよかったなと反省。次回は事前に読んでもらっておいて第1章の再検討から始めたい。

その後,学生と談話。

進路についてあれこれ話を聞く。「どうすればいいのか,よくわからない」と困っている様子。学生によっては,本当に何も決まっていない場合もあるが,その学生は自分なりに関心のある分野の企業を調べてあたりをつけている。それでも教職と一般企業とを悩み,また一般企業でもそこでいいのか「何が正解かわからない」と思うところを話してくれていた。

私の乏しい人生経験から役立つ話はできなかったが,いろいろ話をしていて,私自身も「これが正解かわからない」状態だったのに,なんとか今に至っているのは何故なのかを振り返った。

好むことや苦にならない自分の軸足になるものが一つだけでなく,二つ三つあったからなんとか時を過ごせたのかなと思う。

特別好きなことはないという人も多いが,とりあえず身を置いたり,軸足を据える場を見つけられれば,それがまず大事。その上で,いざというとき別の場にその身や軸足を移せるかどうか。そういう場を見つけられるかどうかが,「なんとかなる」につながるのではないか。その先が正解かどうかは,実のところあんまり関係ないのかも知れない。正解であることを心掛けたいとは思うけれど。

そういう意味で,昔と今では,身や軸足を移すための諸条件や状況がかなり変わっているのかも知れないなと思う。

私たちの時代は,あらかじめ限られた情報流通手段しかなかったので,流れ込んでくる情報を自身でフィルタリングする必要は薄くて,そうする習慣も強くない。つまり,わりとあれこれを知ろうとする姿勢が保たれていた。けれど,いまはインターネット経由で情報がたくさん流れ込んでくるので,最近の人は無関係と思うもの,関心ないものは自身で無意識にフィルタリングする習慣がついている。逆に関心あるものは無駄なものでも消費したりもする。

この仮説が正しいとは証明されていないけれど,たとえば授業中に提示される学習内容を「難しい」と括って受け付け難くなってしまうのを説明できるかも知れない。

話を戻せば,進路のことを話していて「何が正解かわからない」と言う,その言葉が発せられる原因は何かを考えた時,もしかしたら無意識に発動してしまっているフィルタリングのせいではないか,と思えたのである。

話のオチは,だからこそ「クリエイティブ・ラーニング・スパイラル」に巻き込こんでいくような,そうしたゼミナールや学びの環境を一緒に作っていけばいいんじゃないの?ということになるが,転がり始めるための最初は,まだまだ暗中模索といったところである。

20181009_Tue

授業と会議の日。

情報科学はコンピュータの現状と誕生について。

パソコンやスマートフォンといったコンピュータ機器の種類を知ることから始めている。iPhoneユーザーが圧倒的多数なので,ブランド名やメーカー名,基本ソフトの種類の紹介でAppleのものを先頭にした。20年前には潰れかかっていた会社だったと思うと感慨深い。

コンピュータの歴史を知るのに,映画「ドリーム」と「イミテーション・ゲーム」を紹介した。映画は1960年頃と1939年頃の実話をベースとした物語であり,日本のパソコンブームの到来が1980年頃であることも示しながら,コンピュータが60年〜80年くらい前に生まれたものというイメージを持ってもらった。どこを起点にするかは諸説あるだろうけれど。

教員採用試験に臨んだ4年生達の結果が順に判明して会議でも報告が上がる。努力の成果が実った人も多かったし,悔しい結果になった人もいる。結果についてはいろいろ考えられることはあるけれど,ご縁が有ったか無かったか。最終的にはそこに尽きる。縁を受け入れるお互いのタイミングが合ったかどうかなのだと考えれば,次の一歩を踏み出しやすいとも思う。