GIGAをバトンとして

令和2年となりました。
この機会に少しだけ考えておきたいことがあるので,書いてみることにします。

これは教育と情報界隈に関わっている人々の年齢関係グラフィックです。

国の審議会や検討会等のメンバーや研究者,関係著作執筆者を中心にピックアップしたものですが,すべての人々を網羅したものではないことをあらかじめお断りしておきます。

年齢が不明な方は入っておらず,名前順は完全に作業上の流れで派生したものなので意図や意味はありません。幾人か故人も含まれています。2018年の作業したものを補足し形を整えただけなので,情報が古いこともご承知ください。

世代交代が必要

端的にはこの界隈で活躍する人々の世代交代が必要だということです。

世代論が不毛であることは承知しています。しかし,世代を意識しないままの議論も不毛だと思います。

主導権を下の世代に委譲していくことを忘れると,いつまでも下の世代が育たないために場合によってはコミュニティが縮小してしまいます。(上図の作成を通して,そう懸念する自分がいます。)

GIGAスクール構想によって学校の情報環境が整備されることは,この界隈に長らく関わってきた人々の悲願を叶える機会ではあります。上の世代にとっては,自分たちの積み重ねが実ることにも思えるのでしょう。

しかし,上の世代は自分たちが前面に出て活躍することを抑えて,下の世代が前面に出ることを押していく役回りに積極的に加担していくべきではないでしょうか。

生涯現役と役割変化

若い世代だからといって情報や技術が得意ということはありません。

だからこそ,任せて放っておくのではなく,後ろ盾になって挑戦する機会を提供していく必要があります。

ある程度の経験を重ねた者は,次の者の経験を促し支えていく役回りについて考えていくことが大事ではないかと思います。

単に相手を引き上げるだけでなく,相手の声を押し広げていくところまで支えていけるのか。そういう姿勢を考えていくことではないでしょうか。

「人生100年時代」と言われ,生涯現役であることが求められているとも言われますが,それは自分が先頭に立ち続けることだけではないように思います。

先輩学習者として後輩学習者の学習を促していくために,どんな役割変化をすべきなのか。それがこの界隈にも,そして学校にも求められています。

年齢は関係ない

「年齢」「世代」「経験」「先輩」「後輩」とか,言葉を混在させて,少し誤魔化しているところがあると感じた方もいると思います。

最初に掲げた図は,確かに年齢を基準にした世代を表わしたものですが,論じていたことは,どちらかといえば経験年数を基準にした世代のことでした。

一般的には両者は相関する(年齢が高ければ経験も積み重ねている)わけですが,場合によってはそうでないこともあります。ナントカの手習いで年齢を重ねた後に初めて取り組むこともあるからです。

なので,ここでの主張も,年齢を基準に云々したいわけではありません。

もっと,いろんな人々がいろんな形で経験の機会を持てるように,経験を積んだ人たちがもり立てていくことの必要性を考えたい,そう思うのです。

GIGAスクール構想を整えていく機会,そして整えられていく環境も,そのようなことを推し進めるのに,とても役に立つように思います。

1人1台どれを選ぶか

学校における1人1台学習端末 GIGAスクール構想 は,経済対策の一環として閣議決定され,令和元年の補正予算から措置されます。学校における1人1台学習端末の予算も補正予算内に含まれているようです。

まずは,「学校のネットワーク環境」を整え,「教職員・児童生徒のアカウント付与」をすることが必須条件です。不出来なフィルタリング機器などを導入してしまって台無しにしないように気をつけなければなりません。

しかし,世間の関心が高いのは,学習端末としてどの機種選ばれるかということかも知れません。

政府の意向としては,一括入札による金額的なメリットを得るため都道府県単位で導入することを推奨しているようです。そうなれば,47都道府県と政令指定都市ごとに端末選択をする可能性があります。

文部科学省から「端末1台5万円程度」という目安が示されたこともあって,各メーカーによる5万円水準に抑えた端末の売り込みが早くもスタートしています。しかし一方で,5万円程度で得られるスペック性能が満足いくものなのか疑問を呈する声もネット上では散見されます。使途によるとはいえ,この見極めは難しいです。

下図は5万円周辺の端末に対するイメージ図ですが,これも一面に過ぎません。

とにかく,すでに商戦は始まっており,一般市民が注目すべきは国レベルの予算云々よりも,私たち自身が住む市町村や都道府県の教育委員会周辺で展開するビジネス政治の抗争です。

過去に私たちは,教科書採択の場で不公正な顧客勧誘活動が展開し事件になったことを経験しています。同じことが学習端末選定の場面で起らないよう,厳しく目を光らせておくことが重要です。

高性能

低性能

面倒

手軽

「「大学生の教員離れ」は本当に生じているのか」という不思議な文書について

2019年11月に「「大学生の教員離れ」は本当に生じているのか」という不思議な文書が出回りました。

文書作成者名義は「熊本大学教育学部長」。確かに熊本大学教育学部の学部サイトでトピックスの一つとして公開されています。

曰く,「最近の新聞報道やネット記事の中には、「大学生の教員離れ」が進んでいることは明白な事実であるかのように論じているものが数多く見受けられる。(中略)そこで、全国的に見れば「大学生の教員離れ」は生じているのか、生じているとすればいつ頃からなのかをデータに基づき確かめてみることにした」と。

文書では教員採用受検者数や新規学卒者の受験率/採用率などのデータを参照し,当該世代における人口に占める割合に置き換えながら,受験率は上昇横ばいの後やや下降,採用率はこの10年間で上昇の一途と報告しています。

よって「少なくとも全国的には、この間ずっと「大学生の教員離れ」が進んでいるとは言えない」と分析。ただし,同世代内の受験率下降が始まる2017年度以降について,「少しづつではあるが「大学生の教員離れ」が生じ始めた可能性はないとは言えない」とも補足しています。

この文書では,分析のきっかけを「最近の新聞報道やネット記事」と書いているだけなので,具体的にどんな記事のどういう解釈に対して物申したいのか不明です。

「大学生の教員離れ」で検索すると…

優秀な若者を教職に引き寄せてきた日本で、とうとう始まった「教員離れ」​(Newsweek)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/post-11650.php​

教員の働き方がブラックすぎて、教育学部の倍率がヤバイことに。(togetter)
https://togetter.com/li/1309183

「小学教員の競争率、7年連続減の3・2倍 懸念される質の低下」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/190522/lif1905220028-n1.html

教師への夢をあきらめた学生たち 現役教育大生のリアル 競争倍率低下時代における教育の危機(Yahoo!ニュース個人)
https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20190104-00110038/

などが私の場合は検索結果に出てきます。(人によって違うかも知れませんね)

ほとんどが,教員採用試験の倍率や競争率の低下,受検者数の減少に関して触れたもので,その中で「大学生の教員離れ」が触れられているといったもの。

昨今の教員にまつわる報道,あるいは教育実習などで直接目にした諸先輩方の仕事ぶりなどを踏まえて「教員という仕事は大変」「教員になる自信がない」等といった意識をもつ大学生達の「教員へのマインド離れ」ということが起こっているのではないかという指摘です。

つまり,「教員へのマインド離れ」を許し続けると,優秀な人材が教職に流入しなくなることを懸念しているわけです。

ところが,今回の文書が想定している「大学生の教員離れ」のお話は,どうも違う文脈で言われているものを対象としているようです。

ちょっと長く引用してしまいますが,この文書が言いたい部分を抜き出します。

「以上の検討結果を踏まえて、教員養成の担当者としての思いを述べたい。
 ここ熊本でも、教員不足は確かに深刻である。しかし、このことを「大学生の教員離れ」にすぐ関係づけるのはいかがなものだろうか。
 実際には、教員不足の最大の原因は、定年を迎えた教員の大量退職にある。また、子育てや介護と両立させにくい学校の労働条件が、リカレント的な教員就職や職場復帰を妨げ、事態を一層悪化させている可能性もある。
 ところが、そのような教員需給の客観的条件を詳しく分析する代わりに、「近頃の大学生は苦労してまで教職になんてつきたがらないのだろう」といった思い込みで論を進める傾向が一部マスコミに見られるのは、教員養成の担当者として悲しい限りである。」

というわけで,どうも「教員不足」について「大学生の教員離れ」に触れた新聞報道やネット記事があり,それを想定して書かれたようなのです。

ただ,私が「教員不足」「大学生の教員離れ」で検索しても,それっぽい報道や記事が見当たりません。

というわけで,私にとって今回の文書は大変不思議な文書に読めるというわけです。

あまり意地悪なことを書きたくはありませんが,たぶん,ふわっと抱かれた危機感から真摯に書かれたのだろうと思います。そして,この文書の肝はデータにもとづいた分析の部分ではなくて,実は最後の一文を発信したかったということなのだろうと思います。

曰く,「私たち教員養成の担当者は、教育現場と手を携えつつ、そのような思い込みを吹き飛ばすような大学生たちの頑張りを支えていきたいと思う」と。

その心意気は,私も同調します。

PISA2018調査結果関連

2019年12月3日,日本時間17:00にPISA国際学力調査の結果が公表されました。

関連情報をメモしておきます。

PISA (OECD)
http://www.pisa.oecd.org

20191203 "PISA 2018 Results" (OECD)
http://www.oecd.org/pisa/publications/pisa-2018-resultshtm.htm

20191203 "PISA 2018 Database" (OECD)
http://www.oecd.org/pisa/data/2018database/

20191203「『OECD生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)』の結果について」(国立教育政策研究所)
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/index.html#PISA2018

20191203「萩生田文部科学大臣コメント」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/detail/1422960.htm

20191129 "PISA 2018: A Sneak Preview (in Japanese):EduSkills OECD" (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=rGq8Fqf-cek

20180219「PISA2018の新調査、日本は不参加…1つの指標による順位付け懸念」(ReseMom)
https://resemom.jp/article/2018/02/19/42989.html

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20191203「日本の読解力が低下、OECD調査で15位」(共同通信)
https://this.kiji.is/574507334526878817

20191203「高校1年の読解力、15位に低下 OECD調査、上位層と差」(共同通信)
https://this.kiji.is/574525138869077089

20191203「「読解力」15位に後退 日本、理数は高水準維持―OECD18年国際調査」(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120300928

20191203「国際学力調査、パソコン解答に戸惑いも 授業で操作経験少なく―文科省」(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120300961

20191203「「読解力」15位に急降下、「数学」「科学」トップレベル維持…PISA」(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/20191203-OYT1T50212/

20191203「日本の15歳、自由記述苦手? 国際調査で読解力低下」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASMD343J9MD3UTIL012.html

20191203「日本の15歳「読解力」15位に後退 デジタル活用進まず」(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52905290T01C19A2CC1000/


20191203「日本の15歳、読解力が15位に急落 国際学習到達度調査」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/040/132000c

20191203「PISAが問うのは「行間を読む力」 AI時代こそ必要に」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/040/142000c

20191203「段落がない文章に誤字・脱字… スマホ依存の影響指摘も」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/040/138000c

20191203「新聞の要約 英語読解にも効果 試行錯誤する教育現場」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/040/146000c

20191203「PISA1位は中国の都市部 アジア勢がトップ3独占」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/040/191000c

20191203 "Japanese 15-year-olds rank high in math, sciences, but reading down: PISA exam" (The Mainichi)
https://mainichi.jp/english/articles/20191203/p2a/00m/0na/014000c


20191203「PISA調査 日本の読解力低迷 、読書習慣の減少も影響か」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030037-n1.html

20191203「PISA調査 日本の15歳、読解力15位 3年前より大幅ダウン 科学・数学的応用力はトップレベル維持」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030033-n1.html

20191203「PISA調査 ネットニュースやブログから出題 情報の信憑性評価する力問」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030041-n1.html

20191203「PISA調査 日本、家庭の経済的格差など最小 広く教育が浸透か」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030042-n1.html

20191203「PISA調査 デジタル機器、8割「授業で利用せず」 ゲームやチャットでは使うけど…」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030040-n1.html

20191203「PISA調査 広島大大学院の難波博孝教授 読解力低下、活字離れが要因 電子書籍の読書教育を」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191203/lif1912030048-n1.html


20191203「(PISA2018)国際学力調査 読解力が顕著に低下」(日本教育新聞)
https://www.kyoiku-press.com/post-210466/

20191203「(PISA2018)「求められる読解力の性質、変わった」OECD」(日本教育新聞)
https://www.kyoiku-press.com/post-210484/

20191203「(PISA2018)情報機器の授業利用 加盟国最低」(日本教育新聞)
https://www.kyoiku-press.com/post-210481/


20191203「【PISA2018】数学・科学はトップクラス 読解力は低下」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/news/20191203_06/

20191203「【PISA2018】順位低下の読解力 日本は自由記述に課題」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/news/20191203_05/


20191203「日本の15歳、読解力と科学的リテラシーが低下…PISA2018」(ReseMom)
https://resemom.jp/article/2019/12/03/53663.html


20191203「3分でわかるキーワード 日本は? 「学習到達度調査」」(FNN)公開終了
https://www.fnn.jp/posts/00428299CX/

20191203「日本の15歳 読解力が低下、OECD調査で8位→15位に」(TBS NEWS)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3846668.html

20191203「国際学力調査 日本 課題の読解力で15位 前回より下がる」(NHKニュース)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191203/k10012200591000.html

20191203「OECD学力調査“読解力”日本は11位に」(日テレNEWS24)
http://www.news24.jp/articles/2019/12/03/07555121.html


20191203「社説:デジタル時代の読解力とは」(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52915630T01C19A2SHF000/

20191204「【主張】国際学力調査 情報に溺れない読解力を」(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/191204/lif1912040005-n1.html

20191204「社説:PISA調査 読解力低下に歯止めかけたい」(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20191203-OYT1T50294/

20191204「社説:国際学力調査 自分の考え育む授業を」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14281401.html
 
20191204「社説:国際学力調査 読解力育む土壌豊かに」(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2019120402000118.html


20191204「学力調査の順位下落 授業のデジタル化の遅れが影響か」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASMD314TJMD2UTIL05T.html

20191204「国際学力テスト 日本の読解力急落、15位 数学・科学は上位維持」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191204/ddm/001/100/141000c

20191204「クローズアップ:国際学力テスト 読解力急落 「PISAショック」再び」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191204/ddm/003/100/107000c
 
20191204「18年国際学力テストPISA 日本の高校生、読解力低下 正しい情報探し苦戦 複数資料の検証も」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191204/ddm/010/100/037000c

20191204「18年国際学力テストPISA 日本の高校生、読解力低下 清水静海・帝京大大学院教授、浅沼茂・立正大特任教授の話」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191204/ddm/010/100/039000c

20191204「読解力 転落ショック…国際学力調査 SNS世代 読むより「反応」」(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20191204-OYT1T50094/

20191204「OECDが見抜いた!日本の「読解力」過去最低に」(日刊工業新聞)
https://newswitch.jp/p/20252

20191204「情報「使いこなす力」を 国際学習到達度調査PISA」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14281438.html

20191204「日本の子どもの読解力が急落 学習にデジタル機器「使わず」」(FNN)
https://www.fnn.jp/posts/00428318CX/201912040005_CX_CX

20191204「子どもの読解力向上には デジタル機器活用や読書が鍵」(NHKニュース)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191204/k10012201051000.html

20191204「情報「使いこなす力」を 国際学習到達度調査PISA」(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14281438.html

20191204「学習でのIT機器活用、加盟国で最下位 「利用せず」大半」(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52912550T01C19A2M13700/

20191204「【PISA2018】読解力の課題 中教審教育課程部会が検討」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/news/20191204_03/

20191204「【PISA2018】授業中のデジタル機器の利用 日本は最下位」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/news/20191204_04/

20191204「【PISA2018】デジタル時代の読解力に遅れ OECD局長」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/news/20191204_05/

20191204「中国が読解力・数学・科学の3分野でトップ-OECDの15歳学力調査」(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-12-04/Q1YZP2DWX2PS01

20191204「[スキャナー]「情報探し出し」苦手な日本の15歳」(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20191203-OYT1T50303/

20191204「【PISAショックとか言うな!】読解力低下をどう受け止めるか」(Yahoo!ニュース個人)
https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20191204-00153583/

20191204「読解力 後退続き15位 OECD高1調査 情報真偽見極め苦手」(西日本新聞)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/565084/


20191205「詳報 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)2018」(教育新聞)
https://www.kyobun.co.jp/close-up/cu20191205/
 
20191205「社説:PISAで読解力低下 長文に触れる機会作りを」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20191205/ddm/005/070/044000c

20191205「(PISA2018)読解力低下 ICT環境整備の遅れのツケ回ってきた」(日本教育新聞)
https://www.kyoiku-press.com/post-210535/

20191205「日本、PISA読解力ランキング「過去最低」これだけ改革して、なぜ…? 「読書離れ」は止まったはずなのに」(現代ビジネス)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68901
【海外報道】

20191203 "The best students in the world, charted" (QUARTZ)
https://qz.com/1759506/pisa-2018-results-the-best-and-worst-students-in-the-world/

20191203 "Only 9% of 15-year-olds can tell the difference between fact and opinion" (QUARTZ)
https://qz.com/1759474/only-9-percent-of-15-year-olds-can-distinguish-between-fact-and-opinion/

20191203 "Teens from China's wealthiest regions rank top of the class in global education survey" (CNN)
https://edition.cnn.com/2019/12/03/asia/pisa-rankings-2019-intl-hnk/index.html
【中国】

20191204「国际测评显示 -- 中国中学生阅读、数学和科学方面表现优异」(人民日報)
http://world.people.com.cn/n1/2019/1204/c1002-31488216.html
【韓国】

20191203「読解分野「12年連続」下落…「韓国の中高生、生活満足度低い」」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/03/2019120380241.html

20191203「科学の授業を理解していない韓国の中学生、1年で2倍に」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/03/2019120380083.html
【シンガポール】

20191203 "China pips Singapore to top spot in Pisa education ranking" (The Straits Times)
https://www.straitstimes.com/singapore/education/low-income-students-here-do-better-than-their-peers-overseas

20191203 "15-year-olds in Singapore have a greater fear of failure than those abroad" (The Straits Times)
https://www.straitstimes.com/singapore/education/15-year-olds-in-spore-have-a-greater-fear-of-failure-than-those-abroad

20191203 "Pisa: It's OK to be No. 2 in academics, Singapore should focus on student well-being" (The Straits Times)
https://www.straitstimes.com/singapore/education/pisa-no-2-in-academics-is-ok-but-spore-should-aim-to-top-student-well-being

20191203 "3 in 4 Singapore students fear failure, higher than global average: OECD study" (TODAY)
https://www.todayonline.com/singapore/3-4-singapore-students-fear-failure-higher-global-average-oecd-study

20191203 "Singapore's 15-year-olds rank second globally in reading, maths and science: Study" (CNA)
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/singapore-s-15-year-olds-rank-second-globally-in-reading-maths-12147856

20191204 "Pisa 2018: Singapore slips to second place behind China but still chalks up high scores" (The Straits Times)
https://www.straitstimes.com/singapore/education/pisa-2018-singapore-slips-to-second-place-behind-china-but-still-chalks-up-high
【台湾】

20191203「PISA評比 大陸3冠王 台灣數學、科學退步」(聯合報)
https://udn.com/news/story/6885/4203640

20191203「PISA 2018調查公布 台生閱讀素養全球17名」(蘋果新聞)
https://tw.news.appledaily.com/life/realtime/20191203/1672216/

20191203「PISA成績公布 台灣學生閱讀全球第17、進步6名」(自由時報)
https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/2997477
【UK】

20191203 "Pisa tests: UK rises in international school rankings" (BBC)
https://www.bbc.com/news/education-50563833

20191203 "Pisa tests boss: Wales education system 'lost its soul'" (BBC Wales)
https://www.bbc.com/news/uk-wales-50592611

20191203 "Education: Why have Wales' teenagers under-performed?" (BBC Wales)
https://www.bbc.com/news/uk-wales-50587348

20191203 "Why immigration is a big factor in Pisa performance" (tes)
https://www.tes.com/news/why-immigration-big-factor-pisa-performance
【US】

20191203 "U.S. Students Fail to Make Gains Against International Peers" (THE WALL STREET JOURNAL)
https://www.wsj.com/articles/u-s-students-fail-to-make-gains-against-international-peers-11575360000

20191203 "U.S. students continue to lag behind peers in East Asia and Europe in reading, math and science, exams show" (The Washington Post)
https://www.washingtonpost.com/local/education/us-students-continue-to-lag-behind-peers-in-east-asia-and-europe-in-reading-math-and-science-exams-show/2019/12/02/e9e3b37c-153d-11ea-9110-3b34ce1d92b1_story.html
 
20191203 "Looking for Post-PISA Answers? Here’s What Our Obsession With Test Scores Overlooks" (EdSurge)
https://www.edsurge.com/news/2019-12-03-looking-for-post-pisa-answers-here-s-what-our-obsession-with-test-scores-overlooks
【オーストラリア】

20191203 "PISA results: How did system get this so wrong?" (THE AUSTRALIAN)
https://www.theaustralian.com.au/nation/pisa-results-how-did-it-all-go-so-wrong-for-aussie-kids/news-story/ce038c6ac5183de0d2dc0a72cb87de70
【フィンランド】

20191203 "Pisa star Finland falls down rankings" (tes)
https://www.tes.com/news/pisa-star-finland-falls-down-rankings
【エストニア】

20191202 "Pisa rankings: Why Estonian pupils shine in global tests" (BBC)
https://www.bbc.com/news/education-50590581
【ブラジル】

20191203 "Brasil fica abaixo da média em ranking mundial que avalia a educação" (Correio Braziliense)
https://www.correiobraziliense.com.br/app/noticia/eu-estudante/ensino_educacaobasica/2019/12/03/interna-educacaobasica-2019,811078/brasil-fica-abaixo-da-media-em-ranking-mundial-que-avalia-a-educacao.shtml
 
20191203 "Brasil é um dos países mais desiguais na educação, mostra Pisa" (Estado)
https://educacao.estadao.com.br/noticias/geral,brasil-e-um-dos-paises-mais-desiguais-na-educacao-mostra-pisa,70003111898

「サーバーをもたない」時代

私たちがインターネット上で利用するサービスには,それを提供するための処理をする「サーバー」コンピュータというものが存在しています。

企業が自社のメールやWebサイトを運営したりする場合には自前で「サーバーをもつ」(オンプレミス)というのが一般的でした。大きな組織ならサーバールームという専用の部屋が確保されることもあったわけです。

学校もコンピュータネットワークを利用するようになって「ファイルサーバー」あるいは「ネットワークHDD」(NAS: Network Attached Storage)といったものをもつことがあります。みんなで使うコンピュータファイルの共有置き場所として,昭和時代の物置のような感覚で一家に一つ,自前でもつようにイメージする人が少なくありません。

この「サーバーをもつ」あるいは「サーバーをたてる」というのは,システムを設置・管理することを通して所有欲を満たしたり,万能感を抱かせる側面があります。また手元で運用することが安心感ももたらしました。

しかし時代は,「サーバーをもつ」時代から「サーバーをもたない」時代へと移りつつあります。

たとえば,物が爆発的に増えてしまった状況の物置を考えてみると,家の物置で対応するには容量が足りず,やがて外部の「貸し物置」(レンタルスペース)を利用するようになってきたことは知られています。

サーバーも,自前で管理するより外部の専門家が管理するものを利用するのが最も楽で安心。しかも外部専門家は,サーバーの提供の仕方も多様なものを用意してくれていて,私たちが商売や業務で必要とするものにフィットした形のサーバーサービスを提供してくれるのです。

というわけで,こうした流れは「サーバーレス」とも呼ばれており,クラウドというものを構成し支える一つのピースなのです。

もちろん,これはGoogleやアマゾン,マイクロソフトのような,世界中に「サーバーをもつ」クラウド企業の存在があって,それらが無償・有償でサービス提供してくれるからこそ「サーバーをもたない」でよくなっていることになります。

逆に外部に頼らないならば「サーバーをもたざるを得ない」ことも事実。

ある人はクラウドでも大規模障害が起こりうるのだから,自前で管理した方が安心だと考える向きもあるようです。どちらが安心かは,現実の設計や運用に拠るのでしょう。

とはいえ,何かを始めるために最初は「サーバーをもたない」状態から始めて,いずれ必要ならば自前の「サーバーをもつ」ことにすればよいのではないでしょうか。

最近は「クラウド・バイ・デフォルト」という言葉で,外部クラウドサービス等の利用を基本にするといった原則が再確認されています。サーバーを自前でもたずにサーバー機能を活用するスタイルが標準となっているのです。

「サーバーをもたない」時代であることの認識が高まる必要がありそうです。

ちなみに,りん研究室ではGoogleのサーバーレスソリューションである「Firebase」をいじっている最中です。

基本的にはモバイルアプリケーション開発を助けるものですが,これを使うと大掛かりな投資の必要もなく,世界的なサービスを開発して公開することが出来ます。

HTML5(html,css,javascript)を使いこなしさえすれば,自分自身で簡易なメッセージやSNSサービス等を構築することは可能です。

その具体的なやり方については機会を改めてご紹介したいと思います。