-20190217_Sun インターネットラジオ用サーバー

新しい機材が届いた。

教育をキーワードとしたインターネットラジオ配信局「elict radio」を開局準備中である。

動画配信の試みは珍しくなくなったけれども,あらためて音声配信の試みからメディアの取り組みを始めてみようというのが今回のプロジェクトである。

昨今は,プロのラジオ放送局もインターネット技術を利用した同時配信サービスに取り組んでいるし,アマチュアの中にも配信やポッドキャストという録音番組の発信に取り組んでいる人々がいて,ある意味では大変メジャーなメディアとなっている。

しかし,教育というキーワードで考えると,視覚情報の強力さから動画教材の発信は盛んだけれども,音声だけの情報発信に関しては外国語学習を扱ったポッドキャストが目立つくらいで,それ以外の挑戦の幅が狭いように思える。

そういう状況認識といろんな要素と刺激が組み合わさって,みんなが寄り集まって発信したり受信したりするインターネットラジオ配信局を作ろうと思い立った。それがelict radio(エリクト・ラジオ)である。

elict radioは,インターネットラジオ配信プラットフォームサービス「Mixlr」を利用する。

動画配信するためのYouTubeや,かつてのUstreamといったサービスにあたるものである。こうしたサービスに配信したいコンテンツ(番組など)を送信して,それをネット全体に届けてもらうわけである。

コンテンツを送信するためには,専用アプリ(ソフト)を使う。

スマートフォン用とパソコン用の2種類があり,スマートフォン用を使えば出先から手軽に音声を送信してMixlrで配信ができる。elict radioも機動力を生かしたライブ配信とかを挑戦したいと考えている。

日頃は,ポッドキャストの音声データ(コンテンツ)を預かって,それをパソコンからMixlrに送信する。

そうしたコンテンツ送出するための専用パソコンを準備することとなり,その機材が届いた。

Server

Mac miniというパソコンである。ご存知の方は,コンテンツ送出用のパソコンとしては過剰な性能ではないかと思われるかも知れないが,逆に言えば,サーバー性能で足を引っ張られることはないという安心感が得られる。少なくとも5年間は専用サーバーとして働いてもらうので,初期投資としては妥当である。

システム構築ノウハウは,elict radioのサイトで公開していくつもりだが,いまのところ利用しているアプリケーションやOS機能を羅列しておきたい。

  • Mixlr(コンテンツ送信)
  • iTunes(コンテンツ再生)
  • Automator(macOS自動化)
  • Loopback(オーディオルーティング,仮想デバイス)
  • Audio Hijack(オーディオ加工)
  • Skype(遠隔音声受信)

現時点では上のアプリケーションたちを導入して自動配信システムを構築している。

コンテンツ作成には,音声録音や編集のできるアプリを用意して作業する必要がある。この辺はスマートフォンで手軽にする方法もあれば,スタジオレベルの機材を準備してパソコンの専用ソフトで編集する方法もある。ポッドキャストの制作ノウハウは,ネット上にもいろいろ公開されているのでいずれはそれらをご紹介できればと思う。

セッティングは成功し,現在は毎日試験配信を行なっている。

皆さんに参加を呼びかけるための「見本システム」の準備は整った。ここからは協力者やリスナーを集めるための活動を徐々に始めていく。

教育をキーワードにしたインターネットラジオ配信局であるから,教育や学習に緩やかに関係したコンテンツはもちろん,学校の放送部やクラブといった児童生徒さん達の音声作品や番組も持ち寄っていただき,音声を介した交流地点になれたらと思う。

20190215_Fri 大阪市学校教育ICT活用コーディネータ会

大阪へ出張。

大阪市の教育センターでは「学校教育ICT活用事業」が取り組まれてきた。

大阪はとても話題に事欠かない土地で,いろんな出来事で賑やか。この事業も始まってからずっと,いろいろなことに振り回されてきた。それに「大阪市」と「大阪府」とは全く別で動いているにもかかわらず,外からは同じと勘違いされやすいこともあって,関係者の皆さんはいろんな気苦労をされている。

私はコーディネータの一人として,市内の学校からの助言講演依頼に応えるという役目をしてきた。

今年度で事業も一区切りとなるので,現状報告とこれまでの振り返りを出席者で共有した。

その日はちょうど大阪市の予算に関する発表があって,この事業関連の次の展開についても盛り込まれた内容だった。産経新聞「大阪市予算案、虐待防止や防災体制も盛り込む」によると…

教育環境の充実・改善にも注力。小中学校でタブレット端末を活用した学習に一定の効果が見られる中、端末を自宅に持ち帰って学習する新モデル事業に3800万円を計上。

となっている。

学校に配備したタブレット端末が更新時期にきているため,新しい端末に置き換えられる予定。今後は持ち帰り利用も重視しながら,学力向上に繋げていきたいというのが首長部局や議会の意向のようだ。

ただし,新しい学習指導要領が目指そうとしている方向性を考えると,従前からの「学力」という考え方を更新していく必要もあり,学校だけでなく周囲の人びとの理解をアップデートすることが求められている。

まだ全体が変化するピークを迎える前の緩やかな充填期間にあるので,結果を早く見たい感じたい人たちには忍耐が求められるのであるが,大阪市はこれからもジリジリと充填を続けて,学校教育における学習の在り方や新しい時代の学力に向けた大きな変化を生み出すよう努力が求められると思う。

来年度もご縁があれば大阪市にお邪魔したい。

20190213_Wed 東みよし町立足代小学校公開授業研究会

小学校の公開授業研究会に参加。

東みよし町立足代小学校は,2010〜2014年度に総務省フューチャースクール推進事業(裏事業として文部科学省の学びのイノベーション事業)の実証校を引き受け,私とはその時の担当研究者だったご縁。それが終わってからはしばらくご無沙汰だった。

平成30年度は,徳島県教育委員会の「第4次産業革命時代に活躍するためのプログラミング教育事業」で指定を受けたようで,小学校でのプログラミング体験をどのように取り組むかを先駆的に試みている。

指定を受けた3つの小学校は,それぞれ取り組む分類を違えており,足代小学校は「C分類 教育課程内で各教科等とは別に実施するもの」に相当する活動を担当したとのこと。当日の公開授業では「アリロロボットの利用」(2年生),「Scratchの利用」(4年生),「micro:bitの利用」(5年生)の様子を見ることができた。(先のホームページを参照のこと)

授業研究会では,ワールドカフェ方式を取り入れたグループディスカッションが行なわれた。「公開授業の感想を共有し,これからのプログラミング教育のあり方について」がテーマ。テーブル全面に貼られた模造紙の上に思い思いの感想や質疑を書き込み,その後,全体でテーブルを回りながら共有をした。

グループディスカッションの最後に,もとのグループで次のパネルディスカッションに向けたコメントや質問をミニホワイトボードに書いて一区切り。

次のパネルディスカッションのコーディネートを依頼されたというのが私のお仕事である。

パネルディスカッションのテーマは「プログラミング教育の現状と,これからのプログラミング教育」。

登壇者は,県立総合教育センターの先生,鳴門教育大学の先生,足代小学校で授業を公開してくれた先生,そしてコーディネーターの私。

進行案通りに,私のイントロダクションから始めるため事前にスライドを用意していた。

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プログラミング教育の現状とこれからのプログラミング教育
http://www.edufolder.jp/slides/ashiro20190213/

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ところが,スライドにあれもこれもと盛り込んでしまい,長過ぎて結局イントロダクションには使えなくなってしまった。仕方ないので,流し見で雰囲気だけ感じてもらって,スライドの説明は捨てることに。

スライドはプログラミング教育の歴史をまとめたような振りをしているけれども,まだ素材の断片を収集している段階のため,ほぼ未完成と考えてもらっていい。すでに足りない部分を教えてもらって更新もしている。

当日は,グループディスカッションから引き継いだ声も意識しながら,登壇者の発表を聴き,少しでもディスカッションに繋げようと積極介入した。面白かったような面白くなかったような。少なくとも苦情はきていないので,お役目は勤められたのだろうと思う。

-20190211_Mon 原稿見直し

原稿見直し。

研究会論集用の原稿の修正を許されたので,指摘された範囲と文言の整合性を見直す作業に入った。書き出したものが完成原稿に近いような人と違って,私の場合は推敲はもちろんボツ書き直しが必要な質なので,見直し作業の如何が完成度に影響する。

多くの人々がちゃっちゃと原稿を書き上げる迅速さに価値を置く世の中なので,私のような遅筆家は肩身が狭い。筆が遅いなら遅いなりに取りかかればよいじゃないかと思うものの,たとえば移動中の列車やバスの座席で原稿を書くという芸当は,私には難し過ぎる。

ブログ記事のように軽快に書いた方が読み手に受け入れやすいのだろうことは分かっていても,紙原稿になるものにはどうしても石橋を叩くようなエネルギーをかけてしまう。そのエネルギーが原稿の質に一ミリも貢献しない場合がほとんどであることが分かっていても,あとで自分が後悔するのが嫌でそうしてしまう。

3月9日に発表する「アブダクション習得としてのプログラミング教育の検討」の論集原稿は,ブログ的なネタから出発したから軽快に書けるだろうと目論んでいた。

プログラミング的思考が論理的思考ってんなら,論理推論の演繹,帰納,仮説形成に重ねて考えるアプローチがあってもいいよねぇ〜みたいな。

ところがネタが薄いだけに,事実確認的な部分を正確に書かねばならず,逆に難儀した。さらに,解釈部分に関しては異なる見解もあり得るだけに,議論の余地が残る部分の対策をどうするか考えを巡らしているうちに時間が経ってしまうのはいつものパターンだった。

プログラミング教育について,物申したいと思っていた部分は吐き出せたので,あとは歴史を整理しながら現在進行形の取り組みを応援したい。

今回の原稿書きもegword Universal 2が活躍してくれた。

20190203_Sun インターネットラジオ開局準備

インターネットラジオ配信局を準備中。

日本教育メディア学会年次大会を11月2日, 3日に徳島文理大学で開催するが、その便乗企画としてインターネットラジオ配信を使った学会情報の発信をしようと考えたためである。

ネットを使った情報発信なら、動画配信サイトに学会チャンネルをつくるという方法がある。たとえば情報処理学会がニコニコ動画サイトにチャンネルを持っているのは一例だ。動画配信自体の敷居もかなり下がっていて,難しいことはない。

ただし,見せる動画配信をつくるのは難しい。

区切られた画面とはいえ,写り込むものをコントロールしデザインするのは,技能やセンスを必要とする。ある種の勢いで乗り越えるとしても,持続可能とは言い難い。

そこで,視覚要素を取っ払ったところから挑戦できる音声メディアに注目した次第である。

音響だけだから,気にすべき要素が少なく始めやすい。視覚的に変なものが写り込むという心配事がなくなるだけでも,素人には安心感もある。

もちろん一方で,コンテンツを音や声だけで成立させなければならないという難しさもある。場合によっては,動画の方が見た目で手っ取早くコンテンツを成立させられる点で優位かも知れない。

動画と音響のどちらにもメリット・デメリットや難しさがある中で,あらためて「ラジオ」というメディアの存在に思いを馳せて,それをインターネットラジオとして挑戦してみようと思ったのである。

詳細は随時ご報告する。技術的な見通しは立っているので,いろいろ検証しているところである。