年が明けて,担当している足代小学校の校内研修会に出席しました。公開授業も2月に近づいていますので,それに向けてエンジン再始動というわけです。
今回は他校の様子をご紹介するというお題をいただきましたので,私が昨年度と今年度で訪れた他の実証校(広島,大阪,愛知,北海道)の様子をご報告した次第です。
ちなみに,今月来月は申し込みが認められれば,長野,佐賀,広島,東京へ出かけてみようと考えています。あと,石川と山形にお邪魔すれば,小学校は全校制覇かな。冬の賞与は出張費として消えていきます。ははは… ^_^;
—
校内研修会でお話ししたのは,他校を参観しての大ざっぱな報告や感想で,あれが良いこれが悪いといったことではありません。
ただ,他校の様子を一つの反射鏡として自分たちの取り組みを考えてみることが大きな目的でした。
お話を伺っていると,事業の初めに掲げられていた「協働教育」というキーワードは,思いの外,先生たちに大きなハテナマークを生んだまま放さないでいたようでした。
また,徳島実証校は学校規模が120名と小さいため,あらためてICTを活用した協働学習の場面を生み出す動機が弱くなりがちであるという点も悩ませているようです。
少人数であれば,もとより普段の学習から協働的であって,あえてICT機器を活用した協働の場面を生成するメリットを天秤にかけてみると,大変微妙なことも少なくないのです。
公開授業の参観者は,1台のタブレットPCに数人が寄り集まって活発にコミュニケートしている児童の様子を暗黙に期待しているのかも知れませんが,それに近づけることが学校によっては変な遠回りになるかもしれない。そういうこともあり得るのでしょう。
—
いろいろ考えなくてはならないことがありますが,今回は公開授業当日に至る過程も含めて取り組みを捉えることで,徳島実証校なりの実践をつくっていくことになりそうです。
新しいアイデアも盛り込んでみたりしているようですので,遠方から来ていただいても十分興味を持って見ていただけるのではないかと思います。
徳島実証校の足代小学校の公開授業日は2月17日です。
カテゴリー: 活動記録
[FS徳島] 20111214 第3回地域協議会
FS推進事業とLI事業の第3回地域協議会が行なわれたので出席してきました。前回は9月でしたので2ヶ月ぶりですね。連絡事項が山ほどありました。
今回,文部科学省のLI事業(学びのイノベーション事業)側の有識者の先生が初参加しました。京都女子大学の吉永幸司先生です。
吉永先生はamazonなんかで検索すると分かるようにノート指導に関する著書などをいくつも書いていらっしゃり,大学では付属小学校の校長もされている経験豊富な先生です。教科書制作にも関わられています。
事業における学校の取り組みに関する報告をお聞きになって,いくつかのポイントについても興味深い研究になることなどご感想をお持ちになったようです。
—
総務省側からは災害時を想定したネット環境設備に関する実験と持ち帰りPCに関することなどが関係する実証校で進められていること。文部科学相側からは学校からのフィードバックをもとに新たに通達された文書に関して確認。事前事後アンケートや標準テストなどについて,山ほど宿題があるといった感じです。
3年間を予定している事業も,FS推進事業が来年度(も実施するなら…)で終了。一年ずれてLI事業側が継続した後で終了します。そのため,展開した事業をどうたたむのかということが今後の課題ということになり,勢いとしてはもうひとピークが来てあとは下るだけといった感じかなと思います。
裏舞台の雰囲気はともかく,事業から何を学び取るのかということは勢いとは別の話ですので,しっかりと事業の成果を出していきたいと考えていますし,私自身は関わったことから得られたいろんな情報や知見について発信して,いろんな動きのお役に立てていただければと考えています。
えひめITフェア2011で講演とディスカッション
2011年6月24日と25日に、愛媛県にある「アイテムえひめ」という展示会施設で「えひめITフェア2011」が行なわれました。
四国にはご存知の取り4県ありますが、愛媛県は四国の中でも政府の出先機関も多い県と聞いています。そこに総務省の「四国総合通信局」という機関があり、フューチャースクール推進事業についても、そこが管轄しています。
そんな愛媛で、総務省四国総合通信局が中心となって、毎年情報通信の提起展示会である「えひめITフェア」が行なわれているようなのです。
そして今年はフューチャースクール模擬教室というブースが組まれたり、フューチャースクール講演会という催しも企画されました。
徳島県のフューチャースクール実証校にかかわっている私も、僭越ながら有識者の1人としてお呼ばれし、講演と現場の先生たちとのパネルディスカッションを依頼された次第です。
—
別のブログ記事にて講演で使用したスライドと録音音声を公開していますので、興味のある皆様はご参照ください。
地方のローカルイベントでの講演であること、聞いている方々が教育関係者だけでなくフェアに参加している業者の人も多いという想定もあって、講演のトーンは「フューチャースクールって大事なので応援してね」というものになっています。
ちゃぶ台返しで有名な私も御用学者の仲間入り?という感じですが、私は真面目にやってくれる人達には味方するのが主義ですので、こういう地方のローカルイベントで意味もなくブチ切れません。
だって、地域の皆さんが協力してくれないと本当に学校現場の先生方は苦しい立場に立たされます。今回の場は、よき理解者を増やすことが目的。そのうえで、物事がより良く進むよう批判的な目線で取組みを見守ることが大事です。
まあ、ディスカッションの場で本音ぶっちゃけたら、総務省から来た課長補佐さんが大きくズッコケていたのは見えましたけど…。
—
パネルディスカッションには、フューチャースクール推進事業に関わっている徳島の小学校の先生と、地域雇用創造ICT絆プロジェクトに関わっている愛媛の小学校の先生が出席くださって、2校の実践をご発表いただけました。
短い時間しか発表に差し上げられず大変申し訳ない条件でしたが、ディスカッションの場ではお二方の先生にお互いの実践で感じたことやそれぞれの学校で直面していることなど、大変興味深いお話を聞かせていただきました。
総務省が取り組んでいる教育情報化の二大事業(FSと絆)が揃って発表するという設定は、なかなか貴重ではなかったかと思います。
フェアや講演会を企画準備された四国総合通信局の皆様にお礼申し上げます。今回は大統領選挙のテレビ討論会(あるいはウルトラクイズ)みたいな舞台設定で、それはそれで面白かったんですが、次回やるなら是非カフェ・スタイルでやりたいなと…勝手に思っています。
—
せっかくの愛媛・松山。本当は道後温泉にでも行ってみたかったのですが、それはまた次回のお楽しみにするとして、書店などに寄り道してからバスで帰りました。
20110625講演スライド
講演「わたしたちの知識を伝える教育分野の情報化」
(於:えひめITフェア2011 2011年6月25日)
講演音声
http://twitcasting.tv/kotatsurin/movie/1895986
—
シルバー向け無料iPad教室(インターリンク)
http://www.genki.pro/
『地域・学校の特色を活かしたICT環境活用先進事例に関する調査研究』(JAPET)
http://www2.japet.or.jp/senshin/
『第7回 「教育用コンピュータ等に関するアンケート調査」 報告書』(JAPET)
http://www.japet.or.jp/jo693c65a-47/#_47
Research Points(米国教育研究学会)
http://www.aera.net/publications/?id=314
20110515発表のスライド
発表に使用したスライドです。
リンク
http://public.iwork.com/document/?d=rin_osaka20110515.key&a=p28839767
ドキュメンタリー映画「Into Eternity」
劇場邦題「100,000年後の安全」(公式サイト)
NHK番組邦題「地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~」(番組ページ)