『視聴覚教育』2016年1月号論考

 日本視聴覚教育協会『視聴覚教育』2016年1月号に論考を書かせていただきました。

林向達(2016)「教育と情報の歴史研究への誘い」,視聴覚教育2016年1月号,6-9頁

 これまでも教育と情報の分野に歴史研究の動きはありましたが,そろそろ本格的な研究活動として行きましょうという宣誓的な原稿であり,それに関連したトピックスを3つほど詰め込んだ読み物です。

 「年表」「用語」「統計」というキーワードから歴史を考えてみようという趣向でしたが,私の力不足もあって一つ一つを十分に扱いきれませんでした。それでも,少しは歴史に触れる糸口になっているのではないかと思いますし,こんな頼りない研究者に任せるくらいなら私がやるといってくださる方が出てくれば,それでも目的は果たすことになると思います。

 論考では,統計調査のトピックスとして,学校のデジタルテレビ整備台数に関するデータを紹介しています。そこでお伝えしたかったことは,学校種による整備率の格差であり,そして経年的に追いかけても格差が解消されるには程遠いペースでしか整備されないことでした。

 掲げた数値は文部科学省の調査結果をもとにしてグラフも作成して掲載しました。しかし,私の不注意による明らかなミスがあったこと,そして脱稿後に「学校基本調査」の確定値が発表されたため,執筆に使用した速報値と差異が出たこと。そのため掲載した「図2」のみ訂正が必要になりました。

Seigo

 凡ミスとタイミングのずれが混在した恥ずかしい間違いですが,ここでお詫びして訂正します。

 本来であれば誌面でご覧いただくところですが,訂正を含めてPDFでご紹介してます。ご笑覧ください。

 林向達(2016)「教育と情報の歴史研究への誘い」(数値訂正版)