20120803 教育スクウェア×ICTフィールド連絡会

 愛知県から再び東京に戻って,NTTの研修センターのある場所へと向かいました。NTTグループを始めとした民間の企業が行っている教育情報化の実験事業「教育スクウェア×ICT」のフィールド連絡会に参加するためです。
 もちろん,教育スクウェア×ICTとは,もともと関係のない人間でしたが,ワークショップの司会を手伝って欲しいというご要望があったので,お引き受けした次第です。
 私自身も教育スクウェア×ICTに関しては関心があったので,いろいろ勉強したいと思っていたところでした。

 8月2日と3日の2日間,NTTの研修施設を会場に,教育スクウェア×ICTに関わっている学校や教育委員会の先生方が集まって,情報交換や交流をするのがフィールド連絡会です。
 今回は,事業2年目に入って,これまでの途中成果を確認しあったり,2学期からの取組みをいろいろと膨らますためにワークショップが企画されていました。
 私は初日は愛知県の要件があったので,2日目の個別のワークショップからの参加という形で依頼を受けました。

 NTTの皆さんは,終始とても丁寧な対応で会を進めていました。丁寧過ぎるといってもいいかも知れません。それが事業を円滑に進めるコツなのかなとも思えるくらいでした。
 私は要点を押さえたら,あとはフリーハンドで考える質なので,相手からすれば相当いい加減に見えたことでしょうし,実際,最後はかなりやらかしましたので,だいぶ扱い難い参加者だったと思います。
 とにかく,初日の夜に会場に着き,夜の部の途中から参加。幸い,フューチャースクールの公開授業に来てくださったことのある先生にお声掛けいただいて,なんとか紛れ込むことができてスタートした次第です。
 そうそう,そこで与論島のお酒にやられました。 ^_^;

 翌日は,さっそくスケジュール通りにワークショップ。3つのテーブルに分かれて,3人の司会者がそれぞれのテーマで進行していきます。正直なところ,初めての先生方をお相手に初めての場で上手に意見を引き出せるかは不安でしたが,その辺は参加している先生方の方が心得ているようでしたので,おかげさまで無事に進行することができました。
 ワークショップ自体は,わりと順調に進んで,お役目はそつなくこなしたと思います。これでいいのかなという,到達具合が分からない感は残りましたが,それは私が新参者だから仕方ないのだろうと思います。
 その後,テーブル毎の成果を発表するということで,成果共有の場が持たれて,いよいよ司会者3人が講評する場面になりました。
 先生方を励ますために,議論の中から何を言おうかと,いろいろ思案しながら二人の先生方の講評を聞いていました。ああ,あれも言われたし,これも言いたいことは同じだな。そんなことを思いながら,話すことが決まらないまま,とうとう自分の番。
 自己紹介していたら,同じことを話しても仕方ないというスイッチが入ってしまい,なぜか叱咤激励モードの話になっていきました。
 現場の先生方に対して,とうよりも,山のように集まっていらっしゃる企業関係者に向けて,もっと教育市場に真剣になっていただきたいだのなんだの,厳しい口調も織り交ぜながら語り出しちゃったから始末が悪い。
 いま思うに,ず〜っと溜まっていた鬱憤みたいなものが,その時のディスカッションで刺激されていたことと,NTT始めとした民間が主体でやっている教育情報化実験事業への大きな期待みたいなものも裏返しにあったせいだろうと想像するのですが…,まあ,やらかしましたね。^_^;

 この残火は,翌日のPCカンファレンスへのヒートアップへと繋がっていくわけですが,とにかく教育スクウェア×ICTの皆さんには,いろいろとご迷惑をおかけしながら参加したフィード連絡会となりました。