20121102-03 全日本教育工学研究協議会2012金沢大会

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 11月初めに日本教育工学協会(JAET)主催の全日本教育工学研究協議会が金沢で開催されたので参加してきました。
 日本教育工学協会とか,全日本教育工学研究協議会とか,これと似たような名称の組織に日本教育工学会(JSET)とか,日本教育工学振興会(JAPET)とかありますし,教育と情報分野にかかわる学会は他にもたくさんあります。
 教育の情報化界隈に関心を持つ人間としてそれぞれを気にはしていますが,正直なところバラバラ過ぎて把握し切れません。^_^;
 教育情報化や情報教育のトピックスは,似ているようで違いますし,それぞれ論者によってこだわり,主義主張がありますから,正直なところコンセンサスのようなものがあるようでなく,一般の人々にはあらゆるバラバラなメッセージが届いているというのが実際のところです。健全といえば健全ですが,議論の土台さえバラバラなので意思決定に結びつくのが難しいというわけです。
 日本教育工学研究協議会という場は,「実践者」「研究者」「事業者」が集って研究や取組みの成果を発表し会い,教育工学分野から教育を向上させていこうとする会です。主催団体である日本教育工学協会の略称を取ってJAET大会と呼称することがあります。
 そういう意味でJAETは間口の広い会ですし,全国の都道府県毎にある先生達を中心とした教育工学関係の研究会との関係を持っている点もユニークです。必ずしも学会ではないので性格付けが難しいところもありますが,同じ土台で異業種が交われるのは大事な機会と思いますので,もっと多くを巻き込んで一般の方にもメッセージが伝わるような場になることが大事かなと思います。
 つまり「実践者」「研究者」「事業者」の輪に「生活者」も入るように向かっていけたらいいなと思います。

 さて,そんな日本教育工学協会には,たくさんの理事がいらっしゃいますが,今年度から私もその末席に入れていただくことになりました。
 初めて「理事会」なるものに出席し,ものすごい緊張…。
 ずらっと並ぶ先生方の顔を見ることも出来ず,もじもじしておりましたが,聞いてみたかったこともあるので,いつもの調子で質問したりと,これからたくさんご迷惑をおかけするにあたっての仁義は切ったみたいな感じになりました。
 まあ,何にも出来ないでしょうけど,賑やかしくらいには役立ちたいと思います。
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