20121110 デジタル教科書展示会@東京学芸大学

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 葛飾区立本田小学校の参観を終えて、午後は東京学芸大学へ移動しました。いろいろ教育関係の催し物をやっているので,ふらっと寄ってみようと思ったからです。
 「教育フォーラム2012」は,大学と地域の連携事業の一環として、2008年から始まった催し物。私も一度参加したことがあって,久し振りに覗いてみることにしました。
 今回も,海外からのゲスト発表者の興味深い発表がなされていました。やはり海外の事例は探究活用学習的なものが多く,たとえば,Androidタブレットとアプリを使ってモノの高さを三角測量しながら数学の知識を確認していく活動や自作問題作成と配布のシステムなどの紹介をしていました。

 当日は他に「学校図書館げんきフォーラム」という催し物があり、その傍で「デジタル教科書展示会」が行なわれていました。
 教科書会社10社(東京書籍、大日本図書、学校図書、教育出版、光村図書出版、帝国書院、新興出版社啓林館、第一学習社、実教出版、数研出版)がブースを構えて指導者用デジタル教科書を展示説明してくれるのですが、他の学会や展示会と違って大変ゆったりとしたスペースでした。
 普段だと,他社のブースと隙間なく並んでいることもあって,あるブースで話を聞いている様子を隣りのブースの人に聞かれているような気もして,順に隣りのブースで似たような話を聞くのが恥ずかしくなってしまうのです。
 今回は,少し距離にも余裕があるので,同じく聞かれているとしても,気持ち的には同じ話や質問を繰り返しやすい環境でした。
 なので,今回改めてじっくりと各社の指導者用デジタル教科書を見ることが出来ました。あらためて各社のシステムの違いを見て、これが混在したら先生方大変だなぁと思った次第。
 共通のUI規格を策定するという考え方もあれど、丁寧に設計を進めないと使えるものにならないとも思いました。そういうことに専念して取り組む研究者が音頭を取らないと難しいかも知れません。

 じっくりと話を聞いて回っていたら,いつの間にか催しの終了時刻。すっかり日も暮れた学芸大を後にしました。