私自身が担当研究者をしている徳島県東みよし町立足代小学校の公開授業が行なわれましたので、もちろん参観し、全体協議会の場ではパネルディスカッションの登壇者として参加してきました。
今回は東京から玉川大学の堀田龍也先生にお越しいただき、ご講演もいただきました。先生には当日の授業の講評やフューチャースクールの目的や位置づけと今後についてお話しいただきました。
担当研究者は何もしてませんが、学校の先生方がいろいろ頑張ってくださり、とても興味深いICT活用の提案ができたのではないかと思います。
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メモ 20120220
あれこれ雑事に手をこまねいているうちに時間ばかりが経過します。大阪出張から戻ってから、研究会の原稿書きと出席や、授業の出欠処理や試験の採点、公開研究会の発表準備など、のんびり屋の私にとっては慌ただしい日々です。
隙を見つけて、情報探索やウラどり作業、文献読みや年表づくりなんかをやると、気がつけば真夜中みたいな感じです。
「教育情報化のあとさき」プロジェクトは、出力は止まっていますが着実に情報収集は進んでおり、年表も長くなってきました。まだ分野横断的な部分が乏しいためまだまだ深化中ですが、一区切りついたら再開しようとおもいます。
フューチャースクール推進事業、今年度最後の公開授業は東京の本田小学校です。参観する予定ですので、そこで今までのものも含めてまとめたいと思います。
来月はイベント事が目白押しで、毎週のごとく東京へ出掛けることになりそうです。健康には気をつけないと…。
20120204 関西大学初等部研究発表会
前日のフューチャースクール推進事業の実証校公開授業が終わって、翌日はのんびり週末の大阪を探検しようかと思っていたところ、すぐ近くの関西大学初等部で公開研究会があるというツイートを発見したので、飛び入り参加しました。
関西大学初等部は2010年に新しくできたばかり。ミューズ学習という思考力の育成に挑戦している学校として知られています。機会があれば行ってみたいと考えていて、その機会が突然やって来たのでした。
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[FS大阪] 20120203 箕面市立萱野小学校公開授業
フューチャースクール推進事業の大阪の実証校である箕面市の萱野小学校で公開授業がありましたので参加してきました。
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萱野小学校のある箕面市は、コンピュータ教育について取り組んできた歴史のある場所のため、萱野小学校にもそのような取り組みをした過去があります。
それと同時に、萱野小学校では人権教育を軸とした教育研究活動が続いてきたこともあるため、ICT利活用も社会と繋がる自分を紡ぐためという形で取り組まれています。
今回の公開授業は(今年度2回目ということもあって)ICT活用の授業は4年生の国語と6年生の算数となり、他の学年は人権総合学習で授業が行なわれていました。
4年生では写真と言葉で自分の成長物語をつくり、友達に伝える活動をしました。この授業は、一学期から継続的に「調べたことや考えを整理する」ことや「自分を表現する」こと、「新聞を読む書く」といった活動を横断しながら螺旋的に展開してきた流れの上にあります。
今回は自分の成長について周りの人にインタビューしたり、デジタルカメラやプレゼンテーションソフトを駆使して自分を伝えるスライドを作成したようです。そして今回はそれをグループになって友達に発表するという活動になります。
6年生は、Future算数と題して、5年生で学んだ「三角形の面積」と6年生での「比例を詳しく調べよう」を組み合わせた発展学習にチャレンジするものでした。
タブレットPC上に配布された図形問題のワークシートを個別に解く活動から始まり、グループで話し合った成果をIWBに映し出して説明共有する場面が見られました。
とあるクラスの発表では、とてもとても詳しく長い説明の書き込みをサポートしている児童がスクロールしながら、IWBの前に立っている児童が一生懸命説明するという場面があり、その説明の長さにみんなが驚くなんて一幕もありました。スクロールも大変でした。
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今回タイミング的に他学年がICTをバリバリ活用という場面を見ることはできませんでしたが、昨年度は3年生や4年生でのコラボノートによる授業を見せていただいたこともありますから、学校としてICT活用に積極的なのは確かです。
とはいえ、やはり学校の教育活動の軸ともいえる人権に根ざし、子ども達が自分自身を紡いでいく中でどのようにICTを活用するのかといった視点を強くもって取り組まれていることが印象的でありました。
[FS広島] 20120127 広島市立藤の木小学校公開研究会
フューチャースクール推進事業の広島県実証校である藤の木小学校で公開研究会が行なわれましたので参観してきました。
藤の木小学校は昨年もお邪魔したので今回は2回目。大変熱心に取り組んでいらっしゃる学校なので,今回もたくさんの来賓がお越しになって授業を参観していました。
特に,文部科学省による学習者用デジタル教科書を利用した5年生の授業は大人気で,隣の教室でモニターから参観できるように準備されたほどです。
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公開されたのは2年生算数、3年生道徳、4年生道徳、5年生算数、6年生音楽でした。
2年生はたし算とひき算をテープ図を使って理解しようという授業でした。みかんの個数に関する問題文を読んで、これをタブレットPC上でつくったテープ図で使って理解し、説明する活動になります。赤テープと白テープを画面上で動かし、それぞれが何を表しているのか書き込むなどしていました。これをIWBに表示して共有するわけです。
3年生と4年生は道徳の授業なので、ICT利活用という意味では、最初の題材提示に使用する感じでした。DVDやイラストなどをIWBに提示して題材に引き込みます。
6年生は音楽室で楽器演奏の練習です。すでに決まっていた楽曲をそれぞれの楽器パートに分かれて練習をする授業です。それぞれがタブレットPCを操作して、収められている演奏データをお手本にしてパート練習をします。
さて、注目の5年生は「百分率とグラフ」という題材をデジタル教科書を使って学習します。また食べたい給食のメニューというアンケート結果を表にして、それを帯グラフ化していく活動となります。
百分率の計算をして、それを表に書き込み、帯グラフにするわけですが、授業の印象としては、だいぶデジタル教科書の操作方法に合わせ合わせしながら進められたな、というものでした。そういった苦労を別にすれば、先生は教師用のタブレットを片手に子ども達の画面を確認しながら机間指導ができるといった使い方も見せてくれましたし、子ども達の成果を即座にIWBに映して発表させられる点もわかりやすかったです。
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藤の木小学校では、教科の学習にICTを利活用するという基本方針をピシッと筋通そうとしている点に好感が持てました。
校長先生もとてもピシッとものごとを発言する方で、全体会の発表では大変わかりやすく取り組みの成果を述べられていました。
校長先生曰く、
最大の効果「児童の考えを電子黒板に転送できる」
最大の課題「授業が止まる」
とのこと。
授業が止まるという指摘も整理されており、「授業以前の問題」と「これまでの学びの文化をどうするか」「指導に関して」に整理され、具体的にこういうタブレット端末なら理想的といったものも挙げられていました。
こうした発表からも藤の木小学校は、従来までの学校教育が持っている良さを立ち位置として新しいICTをどのように活用できるのかを考えようとしている学校だといえるように感じました。