20181219_Wed

研究室で仕事。

不思議とゆったり過ごした一日だった。4年ゼミ生達がやってきて卒業研究の作業をしたり,3年ゼミ生がやってきて映画を見て過ごしたり。今年も終わりという頃に3年生と4年生が言葉を交わす場面がようやく出てきたりして,なかなか楽しかった。環境改善で研究室がゼミ生の過ごせる空間になっているのはよい傾向だと思う。

3年生が見ていたのは『スラムドッグ$ミリオネア』だった。壁の穴プロジェクトの絡みで『ライフロング・キンダーガーテン』の第4章で触れられていたのもあってのチョイスであった。

以前観たことがあったはずなのだけれども,話のプロットをすっかり忘れてしまっていたので,私もあらためて映画を眺めた。そうだそうだ,スラム出身の青年の半生がクイズ番組を通して描かれるものだった。

残念ながら時間切れで鑑賞中断。ラストはそれぞれ観ることになった。

20181212_Wed

下手なくせに翻訳作業がしたくなることがある。

いわゆる「ハードファン」をちょっと味わいたい衝動に駆られるから。翻訳作業は,機械的に訳すだけで終わらない奥深さがあり,その部分を考えあぐねる苦労や辛さを乗り越え,膝を叩けるくらいの快訳がひねり出せれば,その達成感で楽しさを味わえる。

Micro:bit教育財団Webサイトで翻訳のお手伝いができそうだと風の噂に聞いたので,久し振りに翻訳ボランティアをしてみた。Crowdinという翻訳ツールサイトでmicro:bitサイト翻訳プロジェクトが進行しているので,Japaneseに参加申請して承認された。

参照されやすい部分は,先に作業してくださっている翻訳ボランティアの方々がすでに翻訳作業を終えてくださっているので,私はとあるスライド部分を中心に翻訳。あとは残された未翻訳部分を隙間時間を見つけながら翻訳していこうかと思う。

とはいえ,micro:bitサイトは外部サイトへのリンクも豊富なため,すべての英語情報を日本語翻訳することは不可能。これからはグローバルな交流活動も当たり前の時代となると,英語Webサイトに対する抵抗感を英語のままでも少なくするような意識醸成が必要かなと思った。

20181205_Wed

研究室の段ボール整理。

スチール書棚を追加し,引越用段ボールに入ったままの文献資料を取り出したものの,まだ段ボールは残っている。中身を確認して廃棄作業に取りかかる。

旧い教育関係の新聞が溜まっているので,興味深いIT/ICT関連記事が掲載されている号を除くために駆け足で紙面を参照する。ちょうど10年くらい前のものだが,あまり進展が感じられない内容も多く,日本の教育の不易の安定性に呆れを通り越して感心すらしてしまう。

そんなタイミングに,職場にもかかわらず新聞勧誘がやってきて,新聞紙を捨てようとしていた場で,流通関係の新聞紙を契約することになってしまった。一生懸命に可哀想な新聞社営業マンを演じていたのと,こちらもネットで新聞記事を活用させてもらっている後ろめたさもあり,3ヶ月だけの限定講読のボランティア。けれども,こんな勧誘するなら,これ以降は二度と新聞講読しないことを心に誓う。

学生たちがプログラミング体験活動。

児童研究という時間帯が確保されていて,学生たちの自主活動に充てられている。ある活動グループがプログラミング体験をしたいというので,iPadやSpheroとMESHを貸し出し。

あらためてSphero(ボール型ロボット)の掴みの強さを感じた。まずはリモートコントロールで自由自在に動かす体験で楽しんでから,設定されたゴールにプログラミングしたコードで到達する課題に挑戦する流れ。

使っているのがSphero miniということもあり,フローリングでは移動中のスリップも多くて,同じプログラミングコードでも毎回の動作結果が一致しないことがある。それも込みで楽しく試行錯誤していたが,教育となるとここからどう活動をデザインするかは課題かも知れない。

MESHは傾き/振動センサーとジェンガを組み合わせてゲームを楽しんでいた。こちらはセンサーをどのように組み合わせるのかで多様な活動デザインが可能だと思う。ジェンガ・ゲームに組み合わせるというのは,なかなか楽しいと思った。

今回は,プログラミングに抵抗感をいだく後輩学生たちに興味関心を持ってもらうための活動だったので,難しいことは考えるべきではないが,こうした導入からもう一歩先へ進むための道筋を考えることはとても大事だと思う。

20181128_Wed

滋賀県近江八幡市へ助言のため出張。

新しいICT環境を整備する取り組みが進められている。そのための移行作業など,年末年始や年度末年度初めの繁忙期を迎えるにあたって,何をすべきかをハッキリとさせて共有することの重要性について確認していた。

今年の春の市長選で当選した新しい市長と初めて面会。

ご自身の考えをお持ちでありながらも,まずは相手が何を語るのかを引き出して聴こうとする態度に好感を持ちつつ,下手なことを語れば聴く耳持ってもらえないかもという緊張感も。

多額の予算を使って学校にICT環境を整備することの意味を関係者の間でしっかりと理解し合うことの重要性を感じた。それを常に問いかけながら取り組めば,市長も強くバックアップしてくださるように思う。

帰りは神戸三ノ宮で夕食と本屋浸り。

現代用語の基礎知識』の臨時増刊「昭和編」が気になっていたので購入した。ああ,平成も終わり,昭和も遠くなりにけり…か。

20181121_Wed

調べものと卒業研究指導。

学生たちが研究室で過ごす時間が増えてきた。現在の部屋に引っ越してきた時点で,そうした利用を想定していたので,ようやくそんな姿が増えてきて嬉しく思う。もっとも卒業研究自体はもっとピッチを上げてもらわないと困るけれど。

そんなこともあって,研究室の椅子を新調することにした。

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ベンチタイプは変わらないが,背もたれ付きのものに変更。今までは板の上に薄いクッションを敷いて座ってもらっていたが,座面もクッション式になり,ぐっと快適度が増した。これで来客に対しても優しい研究室になった。

長時間座ってパソコンや資料を見ていると疲れるが,伸びをするにしても休憩するにしても背もたれがあると大変楽だ。小さな環境改善だが,これで学習や研究がはかどってくれれば言うことはない。早くも横になって寝たがっている学生もいたけれど。

幼児教育や保育の世界では「環境を通して」ということが共通認識になっているところがあるし,大学教育においても「ラーニング・コモンズ」の重要性がますます大きくなっている。先日も各国の初等学校の教室配置と授業スタイルが異なることを話題としたWeb記事が紹介されていた(20181116「「国民性は小学校の教室から作られている」5カ国の小学校を渡り歩いた女性が語る日本の可能性とは?」AERA)。

また,メイカームーブメント(自作&ものづくり)でも,「メイカースペース」といった実験や工作等を自由に試行錯誤できる(ティンカリングできる)空間が重視されている。

学習空間をどのようにデザインするかは,単に居心地という次元を越えて,学習活動の行方を大きく左右する条件のひとつになっている。

逆に言えば,空間の制約によって私たち人間の行動や思考も制約が課されていると考えられるわけで,それが変わらないところに新たな課題や道具が降ろされたとしても,柔軟な対応を求めることは簡単ではないかも知れない。

私立や一部の公立学校では,オープンな雰囲気を備えた校舎や学校空間を持ったところが出てきている。もちろん新しい校舎で洒落た設計が為されただけで,活用に柔軟性がなければ意味がないけれど,もっと多くの学校空間の居心地や利用経験が柔らかいものになるといいなと思う。