20160108 滋賀県近江八幡市ICT整備検討会議

 文部科学省「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」の派遣業務の一環で滋賀県の近江八幡市を担当しています。2回目の検討会議がありましたので出席しました。

 前回は教育の情報化に関する動向全般や学校にICT整備をするにあたって考えなければならないことなどを雑多にお話したようなところがありました。どうしても機器導入が目立ってしまうことと,導入成果について学力向上(特に試験成績)の結果を求められるため,そうした論点が気にされがちです。そのようなことももちろん,もう少し「何を目指したいか」というところでイメージを具体化することの重要性をアドバイスしたところでした。

 今回は,同じ調子で時間を消費しないように,実際の機材をいろいろ持って行って,持ち込んだもので環境を構築する一部始終を見ていただきながら話を進めてみようと考えました。目指すイメージの具体化がある一方で,そうはいっても機器の一つ一つを整備する時の細かな配慮も欠かせないわけです。機器や部品などその配置や配線など意識していただき,実際のアプリやWebサイトなどを見ていく中で検討しようというもくろみでした。

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 実際に機材を運ぶのは大変でしたし,その場で構築するというのは結構難しい部分もありました。あらかじめ完成形を想定して持ち込んだものの,改めて持ち込んだ端末全部に無線LANルーターの接続設定をするのはその場ではできませんでしたし,新しく購入した機器でドライバが無いと動かなかったものもあったりで,要するにスムーズにいくまでが大変という事態を「そのまま」見ていただくことはできたように思います。

 それでも,こうした液晶プロジェクタを設置できましたし,インターネットに接続してサイトを見たり,動画を見ることができました。この日は教育委員の皆さんも出席していただきましたが,話だけではなかったところで,理解していただけた部分も少しはあったかなと思います。

 その日は,現地宿泊して翌日は自分一人で市内を散策していました。派遣は次回が最後となりますが,また違って議論ができるといいなと思います。

ゼミの学生

ゼミに所属している学生の竹中です

ブログを書いてみようということで投稿しましたが

ネット関係には疎くて、ブログ投稿も今回が初めてです。

 

情報関係に全く無縁だったのでこのゼミで

いろいろと勉強していきたいと思います。

 

卒業までにHTML5で教育に役立つ何かを

作ることを目標にしています。

もちろんHTML5もふれたことがないので

現在も操作を覚えることに苦闘している最中です。

 

素人ですがこれから頑張っていきます。

2016年注目のモノ・コト

 さて,2016年です。りん研究室が注目するモノ・コトをご紹介。

○端末系

 ・iPad Pro + Apple Pencil

 ・dynaTab(N72) + デジタイザーペン

 ・Surface Pro 4 + Surface Pen

 ・Chromebit (ASUS)

 ・Chromebook Flip C100PA (ASUS)

 ・Chrombox (ASUS)

 ・Raspberry Pi Zero

○アプリ

 ・GEMBA Note (iOS)

 ・LiquidText (iOS)

 ・TruNote & TruRecorder (Win) + TruNote Viewer (iOS)

 ・FileMaker + Go

 ・GeoGebra

 ・Ginger Page

 ・Cloud Ready (Chronium OS)

○ガジェット

 ・Apple TV (第4世代/アプリ対応)

 ・THETA S

 ・GIROPIC 360cam

 ・

○Web

 ・Google Chat Tools

 ・Linked Data

 ・Airtable

 ・Blocky

 ・Readium

 ・Google Apps for Education (& Google Hangouts)

 ・Alliance for Open Media

 ・twillo

 ・Framebench

 2015年に注目が高まった人工知能技術は,今後も基盤技術としてさらにブラッシュアップされていき,いつの間にか教育を支援する様になっていることと思います。

 そうした技術の進歩という部分は放っておいて楽しみにしていればよいのですが,私たちの歴史や財産を残してアクセスできるようにすることは,私たちが腰を据えて取り組まなければならない物事です。

 というわけで,教育界における「オープン」の動きがいっそう期待される年になるとりん研究室は考えています。その中でも「教育とオープンデータ」は注目です。

 これまでコンテンツの充実が重視されてきたところですが,教育や学習で利用できる「オープンデータ」への関心が,今以上に高まっていくと考えていますし,学校教育自体が積極的にその様なムーブメントに関わっていくようになると思います。

 教育とインターネットの黎明期においても,各地の気象・地理データを定点観測してデータベース化するという取り組みが行なわれていました。それをもっと現代的にリバイバルさせていくことが必要でしょう。そのためのツールやサービスが今なら揃っています。

 

謹賀新年2016

 明けましておめでとうございます

 本年も徳島文理大学・りん研究室をどうぞよろしくお願いします。

 

 徳島文理大学 林向達

今年もいろいろ

 年末は帰省をして実家で過ごしています。

 りん研究室の2015年は,新しい動きのあった年でした。私自身の配属が変わり,りんゼミが始まるなど,賑やかだったと思います。

 今年の目標は「資料整理」「研究室環境の見直し」「情報蓄積・発信の改善」でしたが,研究室環境は大して変わらずじまい。資料整理は,教育と情報の歴史年表をデータベース化して,基本情報をオープンデータとして公開し始めたりしました。情報蓄積や発信は,ブログとTwitterをぼちぼちと続けた感じです。

 正直なところ,新しい状況に従来の作業を乗せ変えるので精一杯だったという感じです。もう少しいろんな挑戦をしたかった気もしますが,端から見るとすでにいろいろやり過ぎなのかも知れません。懲りずに来年も頑張りたいと思います。

 2015年もたくさんの皆様にご迷惑をおかけして,またお世話になりました。感謝申し上げるとともに,来年もりん研究室をどうぞよろしくお願いいたします。