20180926_Wed

本日研究日。

午前中はお休みをいただいて職場健康診断を受けた。本来,5月に職場内で行なわれているのだが,毎年恒例の出張のため受けられず,別途自分で受けに行く。

健康診断自体はスムーズに進み,胃検査もバリウムを飲んで検査台の上でクルクル回転しながら終わった。下剤の影響には相変わらず困らされ,幾度とトイレに駆け込んだ。とりあえずこれで儀式は一段落。

職場に戻って,授業に使うプリントや資料の準備。それから,教職履修カルテなどのチェックものを片付ける作業をしていた。

現実はいつも対話から生まれる』(ディスカヴァー21)が出ていた。

社会構成主義の学術書で有名なガーゲン氏がご夫妻で書いた入門書だとか。アクティブラーニングや深い学びに注目が集まっている良いタイミングだと思う。

本書の社会「構築」主義(”constructivism”)と社会「構成」主義(”constructionism”)の二つに触れるくだり(15頁)は,たとえば『作ることで学ぶ』の「構成主義」について触れているところ(4頁)とダブらせると個人の頭の中で起こるのはどっちがどっち?といった混乱も生まれるかも知れない。けれども本書はあくまでも「社会構築主義」や「社会構成主義」の話なので,「構築主義」と「構成主義」を話題にしているものと分けて捉えた方がよさそうだ。

この本の知見が日本のコミュニケーション文化で活きるには一工夫必要な感じがしなくもないが,考え方を学ぶことから始めるのは大事なことだと思う。